お金を扱うときに必要な基本的な確率の話や、金融機関が金融商品を魅力的に見せるテクニックなどを解説している本です。
投資をする人や、保険の契約を考えている人は、最低限知っておいた方が良い内容だと思います。
内容的には基礎的なものですが…
内容的には基礎的なものがほとんどです。
ただ、これでも難しいと感じる人が多いんだろうなあ。
金融の解説書としては基礎的なのですが、確率統計の知識や、経済の基礎知識がないと理解が難しい部分があるのです。
恐らくこれをちゃんと理解できる人は、そこそこの知識が既にある人ではないかという気がします。
完璧に理解できなかったとしても読む価値はあると思いますけどね。
ところどころ人柄が表れます
基本的には丁寧な言葉を使って書かれているのですが、時々言葉遣いが乱れることがあります。
例えば、「無知な地方自治体の担当者」なんていう、ちょっとキツ過ぎる表現がありました。
あと、決め付ける表現がちょっと多いのも気になりますね。
例えば、次のような表現がありました。
あなたの前にいる相談相手が本当に正しい知識をもち、あなたのためになるアドバイスをしてくれる確率は、0.01%よりずっと低いと考えられます。
0.01%ということは1万人に1人です。
それより少ない確率だなんて、何の根拠もなく良い言ってしまうのはいかがなものかと思います。
それまで数字を使って解説してきたのに、突然これはびっくりしました。
ところどころこの手の表現が出てくるのが、ちょっと気になるかもしれません。
こういう部分こそが、著者の本音なのでしょうけどね。
薬が効き過ぎている気も
amazon.co.jp のレビューをみていると、この本にかなり影響を受けた人がいるみたいです。
レビューの数は少ないのですが、内容はかなり気合が入っています。
そしてそれを読んでいると、少し間違った方向に影響を受けてしまっている気もします。
この本の趣旨は「よく分からない人は手を出さない方が良いよ」という事だと思います。
しかしレビューを書いている人の頭の中では「金融機関は悪で資産を運用して増やすことは恥ずべきことだ」に変わってしまっているのです。
元々資産運用とかがお嫌いな方なんでしょうかねえ?
ちょっと気になりますねえ。
生命保険や損害保険も金融商品だって気づいているのかなあ?
もしかしたら、保険もギャンブルだからダメと考えているのかなあ?
あるいはインフレとかのために、最低限の知識は持っておいた方が良いとおもうのですが、それも必要ないと考えるのかしら?
そういう解説もしてあったんだけどな。
◆金融機関のカモにならない! おカネの練習問題50
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