どちらも安全で、比較的金利の良いお金の預け先です。
私達としてはどちらを利用すれば良いのでしょうか?
両者を簡単に比較をしてみましょう。
中途解約のしやすさは?
個人向け国債は途中解約に応じていますが、手数料がかかります。
ですから、短期間で解約しようと思うと、わずかですが元本割れする事があります。
また、個人向け国債は一定期間は解約することが出来ません。
つまり、お金が必要なときに、すぐにお金を手に出来ないのです。
このあたりの仕組みについては、マネックス証券のサイトで詳しく解説されています。
一方のネット銀行の定期預金は、一般的には途中で解約しても手数料を取られることはありません。
解約により元本われをすることは無いのです。
ただし、中途解約するとそれまでの金利は大きく引下げられてしまいます。
途中解約する場合は利息をほとんど受け取れない可能性すらあるのです。
この点には留意する必要があるでしょう。
定期預金の解約規定は個別の契約ごとに異なります。
始める前に必ず確認してください。
途中解約する可能性が高いならネット銀行か
上で見たように、お金の引き出し安さという点では、ネット銀行の定期預金のほうが優れていると言っても良いでしょう。
途中で解約する可能性が高いお金なら、定期預金にしておくほうが無難だと思います。
ただ、途中解約の手数料がかかるからといって、個人向け国債が必ずしも不利だとは言い切れません。
細かい議論は避けますが、解約するタイミングが遅くなれば、個人向け国債の方が有利です。
例えば、5年間預ける予定だったのが4年で解約するようなケースでは、個人向け国債の方が有利な可能性が高いです。
このページでは解約する可能性があるときは定期預金をおすすめしておきますが、厳密に考えると難しい問題なのです。
金利は若干個人向け国債の方が高いか
これを書いている時点で、あらたな個人向け国債が募集されています。
それによると、5年固定タイプの個人向け国債の金利は年利で0.37%で募集されているようです。
一方、ネット銀行の中で金利が高い住信SBIネット銀行の5年定期の金利は年利で0.363%です。
こうしてみると、個人向け国債の方がほんのちょっとだけ金利が高いことがわかります。
いくつか調べた感じでは、他の銀行は住信SBIよりもう少し定期預金の金利が低いようです。
そう考えると、個人向け国債の方が金利が高いということが出来ると思います。
ただ、一番金利が高い住信SBIを使うのなら、ほとんど金利は変わらないとも言えます。
あくまでこれを書いている時点での情報ですが。
金利が変わらないのならネット銀行かなあ
ここまで見てきたように、住信SBIネット銀行を選ぶと個人向け金利とほとんど変わらない金利が得られるようです。
解約したときの元本割れの有無を考えると、住信SBI銀行を利用するのが無難かなあと思います。
ネット銀行の定期預金なら、いつでも契約できますし。
もちろん、金利は常に変動します。
この状況が変わる可能性も大きいです。
実際に契約するときは、個人向け国債とネット銀行の金利をチェックした上で検討してくださいね。
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