商品の性格としては、銀行の定期預金に近い商品ですね。
定期預金と比べて、どちらが有利なのでしょうか?
12月5日から個人向け復興国債と言うのが発売されるようです。
「復興」という名前が入っているので、きっとよく売れるのでしょうね。
まあ、政府が使うお金を調達すると言う意味では、普通の個人国債と大差はないですけどね。
何にしても、私達個人投資家にとって大事なのは、この商品が有利な商品なのかどうかです。
復興に少しでも協力したいと言う意思があったとしても、あまりにも酷い商品だと協力しにくいですよね。
結論から言ってしまうと、「復興」と銘打っているだけで、普通の個人向け国債と一緒の商品のようです。
唯一の違いは、財務大臣から感謝状が届くと言う事のようです。
購入者には財務省が安住淳財務相の名前で感謝状を贈る。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011120200423
なんか…ね。
ちょっとずれている気はしますよね。
財務大臣名義の感謝状なんて、欲しい人がいるのでしょうか?
こんなくだらない事にコストを使うなら、もっと有効に使って欲しいと思うのですけど。
もし、どうしても感謝状が欲しいと思う人がいたらごめんなさい。
個人向け国債は定期預金と大体同じ商品だから…
さて、個人向け国債の特徴は、途中解約がしやすい点にあります。
一定期間が過ぎると、元本割れをすることなく途中解約できます。
その意味では、銀行の定期預金に近い商品と言えるでしょう。
5年物と3年物に関しては金利固定ですから、その意味でも定期預金に近いといえますね。
となると、定期預金と比較して金利が有利なら、定期預金より個人向け国債の方がいいことになります。
ちなみに、今回の金利に関しては、次のようになっています。
変動型の10年物は年率0.72%。固定型の5年物は同0.33%、3年物は同0.18%にそれぞれ設定。
一方、ネット銀行で比較的金利が良い住信SBIネット銀行“>住信SBIネット銀行の場合、3年定期で0.208%、5年定期で0.225%ということです。
ちなみに、何れも預金額100万円未満の場合ですね。
この2つを比較すると、次のような結論になりそうです。
・預け入れの期間が5年だったら個人向け国債が良い
・預け入れの期間が3年だったら住信SBI銀行の定期預金の方が良い
まあ、いづれにしても、金利差としては大きな差が無さそうです。
細かい事を考えると、色々と難しい
とは言え、これはあくまで金利の良いネット銀行と個人向け国債を比較した結果です。
メガバンクの定期預金と比較すれば、個人向け国債はかなり有利な商品といえるでしょう。
また、SBI証券では、今回の個人向け復興国債の販売に対して、キャッシュバックキャンペーンをしているようです。
そこまで考えると、トータルで見て、個人向け国債の方がちょっと有利かもしれませんね。
まあ、細かい話ではありますけど。
ちなみに、SBI証券の特徴については、こちらをご覧ください。
結局、都市銀行で定期預金をするくらいなら、個人向け国債は良い商品だというくらいの考え方で良いでしょう。
そして、金利の良いネット銀行と比べると、大体同じくらいと言う感じです。
個人向け国債を購入するには
個人向け復興国債は、色々なところで購入する事ができます。
ただ、SBI証券で購入すると、額によってはキャッシュバックが受けられます。
ある程度の額を買う人は、検討しても良いでしょう。
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