ネット銀行には店舗型の銀行にはないリスクがあるイメージがあります。
例えば、ウィルスソフトに感染し、IDとパスワードを盗まれるような事を想像する人は多いでしょう。
残念な事ですが、実際にIDとパスワードが盗まれるような事は、実際に起こり得ます。
例えば2012年には、IDとパスワードが盗まれて、不正に送金されるという事件がかなりの件数起こっています。
具体的に言うと、1ヶ月間に34件あったのだとか。1
記事にすると急増して34件と言う事ですから、年間にすると多くても100件とか200件というレベルなのでしょう。
これは、びっくりすくほど多いとは言えません。
それでも、ある程度の件数の被害があるというのは、無視できない問題ですよね。
フィッシングが一番怖い
ただ、この事件に関する記事を読む限り、IDとパスワードが盗まれる原因はウィルスに感染が問題ではないようです。
むしろ、フィッシングと言う手口に引っかかる事が多いようですね。
いずれも利用者からID・パスワードを盗み取り、口座にアクセスする手口。34口座中33口座は、金融機関を装ったうそのメールを送りつけ、偽サイトに誘導する「フィッシング」の手法だった。
2012年の6月のケースだと、1件を除いてはいわゆるフィッシングと言う事です。
フィッシングと言う事は、要するに偽の誘導メールでにつられてしまったわけです。
記事には具体的な手口は書かれていませんが、おそらく次のような事が起こっていたのだと推測します。
先ず、「○○の操作をしてください。」などというメールが来てメールにあるリンクを辿って指示されたサイトを開きます。
そして、そのサイトでIDとパスワードを入力してしまったのです。
こうした手口の場合、ほんのちょっとの知識と注意力があったら回避出来た可能性も高いと思われます。
ただ、手口も巧妙化しているようですから、何の知識もない人だと騙されてしまうかもしれません。
トップページから辿っていくのが基本
一番簡単で確実だと思うのが、ネット銀行のトップページから通常通りログインする事です。
メールにあるリンクをクリックしてはいけません。
ネット銀行に関して、本当に何か変更が必要なら、ログインした画面に案内がでています。
あとはそこから辿って行けばいいのです。
この方法なら、コンピュータの素人でも簡単に実践する事が出来ます。
逆に言うと金融系のサイトの場合、メールをクリックして該当のページに直接移動するのは避けたほうがいいのでしょう
何かの案内メールが有った場合でも、サイトのトップから辿っていきましょう。
そもそも金融機関の場合、サイトのポリシーとしてメールで誘導しない場合も少なくありませんしね。
これを知っているだけで、かなりのケースでトラブルは避けられるでしょう。
逆に一番いけない方法が、サイトの見た目で判断するというやり方です。
メールにはってあるURL をクリックして移動し、そこの見た目が本物だったら信じてしまう人もいるかもしれません。
でも、これは、最悪なのです。
フィッシングのために作られたサイトでも、見た目をオリジナルそっくりに作る事は難しくありません。
見た目だけを信じる人を騙すのは、非常に簡単なのです。
メールで送られる情報を信じなければ、それ程怖くはない
フィッシングが一番のリスクである以上、偽メールの情報を信じなければ怖がる必要は無さそうです。
そのためには、上に書いたように、通常どうりログインして真偽を確認するという習慣が望ましいのでしょう。
もっと言うと、金融機関から送られてくるメールは見なくてもいいのかも。
本当に必要な情報なら、郵送されてきますから。
そのくらいのスタンスで行けば、怖くはないはずです。
スポンサードリンク
貯蓄用の口座には住信SBIネット銀行がおすすめ
貯蓄を始めるには、専用口座を持つのが一番です。しかも、自動的に積立てることが出来るようにしておくと、成功の確率が高まります。
貯蓄のための機能が充実したのが、住信SBIネット銀行です。貯蓄目的別のミニ口座を持てるほか、他行から定期的に引き落とすして積立てることも出来ます。

スポンサードリンク





関連した記事を読む
- ネット証券やネット銀行の利用者はフィッシング詐欺に気をつけよう
- 消費者金融や銀行カードローンの利用が多い人は定期預金を作っておこう
- 生命保険の見直を自分でして節約
- りそな傘下の銀行が低利教育ローンを中止
- 外貨定期預金の解約のルールはどうなっているのだろうか?