株式投資なんて危なっかしくて、自分ではとても手を出せない。こんなふうに思っている人も多いでしょう。
でも、株式投資というのは、ビックリするほど危なっかしいものではないかもしれません。もちろん、正しい方法で投資をするという前提は必要ですけどね。
正しい方法というのは、分散投資をすることです。具体的には、一つの株式に投資するのではなく、複数の株式に投資するようにします。また、日本の株式に投資するのではなく、外国の株式にも投資します。
さらには、株式だけでなく債券にも投資すると効果的です。こうすることで、比較的リスクを抑えた株式投資をすることができます。もちろん、株式を使った投資である以上、リスクが全くないというわけにはいきませんけどね。
分散投資がある程度リスクを抑えるという実例
分散投資をすると、株式を使って運用しても、大損する確率は低くなります。その実例は、身近な所で見つけることができます。それは、私たちの年金資金の運用です。
公的な年金資金の運用は、国内債券中心で行われています。しかし、全体の3分の1くらいは、国内株式、外国株式、外国債券などでも運用されています。分散投資がされているわけですね。
その運用状況は、年金積立金管理運用独立行政法人のサイトを見ると、簡単に確認できます。そのデータによると、過去の平均的な運用利回りは、年1.30%なのだそうです。
年1.30%というのが、十分な運用利回りとはいえないでしょう。率直に言って、物足りない数字ではあります。それでも、一応、増やすことには成功しているわけです。
気になるのは、大きくマイナスになることがないかという点ですが、過去11年で一番成績が悪かった年が、-7.57%でした。これはリーマンショックの年ですね。
1年で7%以上のマイナスというのは、元本保証で安全にと考える人には、刺激が強い数字かもしれません。ただ逆に言うと、世界経済に影響を与えるような大事件があった年でも、マイナス7%程度で踏みとどまれるということです。
経済的に影響が大きい事件が数多くあっても運用結果はプラス
ちなみに、運用対象になっている期間には、世界経済にとって大きな事件がいくつもありました。米同時多発テロもありました。リーマンショックもありました。欧州の通貨危機も起こっています。さらには、東日本大震災も起こっています。
これだけのことが起こっても、トータルではプラスになっているのです。そして、1年で2桁のマイナスになるような自体は避けられているのです。
これらの点を総合して考えると、分散投資の中に株式を組み込むという選択はあっても良いと思いませんか?
長期で考えられる人は分散投資を考えてみてはいかがでしょうか
株式投資には、もちろんリスクがあります。少なくとも1年単位でみると、大きく下げることもあるでしょう。
しかし、過去の例を見る限り、長期でみれば元本保証の商品よりも有利なはずです。長期で考えられる人は試してみる価値があると思います。
もちろん、ちょっとでもマイナスになるのが耐えられないという人に、無理にすすめたりはしませんけどね。
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