貯蓄をするためには、金融商品を使わなければいけません。貯蓄用に使える金融商品にはどんなものがあるのでしょうか。どんな商品を使って貯蓄をするのが有利なのでしょうか。
貯蓄に使える金融商品の特徴を、簡単に見ておきましょう。まずは、元本保証かそれに近い金融商品から。
(積立商品についてはこちら → お金を貯めるのに使える積立商品にはどんなものがある?)
一般的にはこんな商品を使います
元本保証やそれに近い商品でお金を貯めようと思ったときに、まず思い出すのが次のような商品でしょう。
- 銀行の普通預金
- 銀行の定期預金
- MMF
- 公社債投信
- 個人向け国債
- 養老保険
これらの商品には、どんな特徴があるのでしょうか?
Contents
安全性が高い普通預金と定期預金
これらの中で普通預金や定期預金は、元本保証の商品です。また、ペイオフという制度があり、元本一千万円とその利息は金融機関が倒産しても保護されます。安全性を重要視するのなら、銀行預金を利用するのが一番堅実そうです。後述の個人向け国債でも良いと思いますけどね。
ただ、金利と言う意味では銀行預金は悲惨です。特にメガバンクの金利は酷いです。個人の預金者のことなんて、舐め腐っているのでしょう。
ただ、ネット銀行の中には、頑張っている所もあります。
現状だとMMF などを利用するメリットは小さい
MMFや公社債投信は投資信託の一種です。投資信託なので、金融の倒産には強い商品とは言えます。例えば、MMF を買った銀行や証券会社がつぶれても、投資家の資産が毀損することはありません。銀行のように元本1千万円までと言うようなしばりもありません。
しかし元本保証の商品ではないので、元本割れする可能性はゼロではありません。つまり、預けた額よりも受け取る額の方が小さくなる可能性があるわけです。確率は小さいですけどね。
その代わり、普通預金などに比べれば、若干利回りがいいと思います。ただ、定期預金と比べた場合はケースバイケースでしょうか。定期預金の中には金利が良いところもありますから。MMF などの投資信託が良いのか定期預金が良いのかは、金融機関によるという感じになるでしょう。
まあこのあたりの商品でしたら、率直に言うと、どこに預けても大差はないように思います。現在の低金利の状況ではたいした金利はつきませんからね。元本が余程大きくなければ、微々たる差しか生みません。
そうなると安全性を考慮して、銀行の定期預金にしておくのが無難かなと思います。元本1千万円以上なら、金融機関の倒産リスクを考えて、MMF などの利用を考えても良いと思いますけどね。
もちろん金融を取り巻く状況が変わって、MMF や公社債投信に年数パーセントの利息が付く時代になるかもしれません。そうなったら、どこが有利かというのは、真剣に考慮してもいいテーマでしょうけどね。今の状況を考えると、すぐにそんなことが起こるとは考えにくいです。
でも、過去にはそんな時代もありましたから、今後無いとはいえません。
住宅ローンがある場合は東京スター銀行とか良いかもよ
あ、そうそう。
ちょっと余談ですが、住宅ローンがある方は、東京スター銀行に口座を作ることを考慮しても良いかもしれません。東京スター銀行なら、預金と同額の借入金額には金利が一切かかりません。
住宅ローンが1,000万円あって普通預金が700万円だった場合、ローンの金利は300万円を元に計算するので大幅に安くなるのです。つまり、繰上げ返済のような効果があるわけですね。
しかも、普通預金の口座には預金が残っているので、いざというときにお金に困ることもありません。その意味では、非常に使い勝手が良いと思います。
養老保険は論外
次に、養老保険などの生命保険を使った貯蓄も考えられます。
ただ個人的には、生命保険を使った貯蓄はあまりおすすめできません。手数料が高いとか、途中で解約しづらいなどの大きなデメリットがあるからです。
特に、インフレや金利の上昇が起こったときなどに、方針転換をするのが難しいというデメリットがあります。銀行の定期預金だったら、解約して移しかえることも容易なんですけどね。
また、あまり意識していない人が多いですが、生命保険での貯蓄は金融機関の倒産すると厄介なことになります。預けていた資産が大きく毀損する可能性も否定できません。戻ってくるお金が減ってしまうのです。
実際、保険会社の倒産は過去に起こっていますからね。今後も無い話ではありません。
個人向け国債はおすすめできます
個人的に一番おすすめできるのは、個人向け国債でしょうか。
国の債券なので、これ以上安全な商品はありません。また、個人向け国債だと、解約もしやすくなっています。
さらに言うと、上に挙げたような元本保証の商品に比べると、金利の点でも有利なことが多いです。状況的に選べるのでしたら選ばない手は無いでしょう。
敢えて問題があるとすれば、いつでも買えるわけではないと言う点でしょうか。まあ、発行頻度も多いのでそれほど不都合はありませんけどね。
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