子供のための貯蓄を定期的にしていない家庭が意外と多いのだそうです。
でも、それって問題なのでしょうか?子供のためって縛りは必要なのでしょうか。ずっと疑問なんですよね。
マイナビニュースによると、子供のための貯蓄をしていない家庭が意外と多いのだそうです。子供のための貯金を全くしていない家庭が19.6%もあるのだとか。1
記事の趣旨としては、子供のために貯蓄をしていない家庭が2割もあって大変だということが言いたいようです。その感じは、「約2割!?」なんて記事のタイトルを付けているところからも分かりますよね。
でも、そもそも、子供のための貯蓄って必要なのでしょうか。
子供のために限定するの?
大学の進学費用を考えれば、それなりの貯蓄は必要です。それは否定しません。
でも、子供のためと目的を絞って貯蓄をする必要があるかは疑問なのです。というのも、目的別に貯蓄をするのって、あまり効率的ではないのです。
貯蓄目的別に運用商品やらポートフォリオやらを考えるなんて、面倒極まりないですよね。管理が大変になるのはまちがいありません。
それに目的別にすると、想定する運用期間が短くなります。そうすると、リスク商品を買いにくくなったりもするんですよね。
あと、目的別にすると、毎年の貯蓄額を一定にするのも難しくなりますね。はっきり言って、弊害だらけです。
ある程度貯められる家庭なら子供向けに縛る必要は無い
毎年ある程度貯蓄できる家庭なら、そもそも子供向けに限定する必要は無いでしょう。年間100万円とか200万円とか貯められるような家庭なら、子供向けとか何とか考える必要はないですよね。
そういう家庭だったら、子供向けの貯蓄がゼロでも問題は無いのです。普通に貯蓄をすれば子供向けのお金は勝手に貯まりますから。
2割の人の中には、そういう人も含まれていそうですよね。こういう事を考えると、この手の記事はちょっと苦手なのです。何か恣意的でね。
大学の進学費用と考えると、年間15万円くらいかな
さて、敢えて子供向けに限定した場合、年間の貯蓄額はいくらにすれば良いのでしょうか。一応考えてみましょう。
子供のための貯蓄というと、大体は大学の進学目的ということが多いでしょう。そうすると、子供が20歳になるまでに、300万円くらいのペースで貯めれば良さそうです。
という事は、子供が生まれてからは、年間15万円くらい貯めれば良いんですよね。子供が増えたら、その人数分をかければ良いわけです。こども2人なら毎年30万円で良いですし、子供3人なら年間45万円ということですね。
そう考えると、やっぱり100万円とか200万円というのは、ちょっと疑わしいんですよね。何のためにそんなにためるのかと言う話になるのです。
相続とかまで考えているのかな。
- ■ 子どもへの貯金をしていない人が約2割!? 子育て夫婦のお金事情 (マイナビニュース) 2013年12月6日 [↩]
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