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債券を発行する企業側(あるいは国や地方自治体)のメリットは?

社債を発行する企業のメリットはなんなのでしょうか?

わざわざ債券を発行すると言うことは、銀行からの借入れにはないメリットが何かあるはずですよね。具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。

債券を発行するのは、資金調達のためです。しかし、資金調達の手段としては、銀行などからの借入れと言う方法もありえますよね。

銀行などからの借入れではなく、債券の発行で資金調達をする理由はなんなのでしょうか。

4つのメリットがあるそうです

これに対する答えとしては、日本証券業協会サイト内のドキュメントの説明が参考になりそうです。

発行体から見て、銀行借入れと比較した社債の魅力は、① 低金利、② 基本 10 年と期間が長い、③ 資金調達規模が大きい、④ 継続発行体であれば機動性に優れているため使い勝手が良いといったことであり、社債での資金調達は多いが、多額の資金調達のすべてが社債ではない。

(「第1回 社債市場の活性化に関する懇談会ワーキング・グループ」議事要旨」)

この文章では、4つのメリットが列記されています。

「低金利」が最初に上がっています。一番最初に挙げられているということは、金利が低いと事は資金調達をする上で最大の魅力なのでしょうね。しかも、まとまったお金が調達できる(③ 資金調達規模が大きい)のですから、企業としては利用しやすいわけです。

また、期間が長いというのも、重要なポイントですね。銀行からの資金調達だと3年から5年というものが多いようですから。目的にもよりますが、使い勝手が良いわけです。

日本の企業は社債と銀行借入れを併用

ちなみに日本の企業では、社債と銀行からの借入れを併用するところが多いです。銀行の借入れだけに偏らない理由は、次のように説明されています。

社債での資金調達の最大のニーズは、調達規模が大きいことと、銀行借入の1本柱とならない、つまり調達構造の安定化に資することにメリットがある。

色々な所から資金調達できることで、資金調達が安定化するということです。銀行だけだと、貸し渋りなんてこともありますからね。

日本では債券の割合が小さい

ちなみに欧米では、借入れの構造は日本とは違います。銀行借り入れは小さく、社債による資金調達の割合が大きくなっているのです。

その理由は次の記述から分かりそうです。

現状、発行したい時に社債発行ができるかといった調達の信頼性は、銀行借入の方が相当程度上回っている。

要するに、調達のしやすさと言う点では、銀行の方が優れていると言えるわけです。この状況が変わっていくと、社債による資金調達がより一般的になるのかもしれませんね。

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