外貨預金が普通の預金と大きく違うのは、金融機関の信頼性を検討しないといけないと言う点でしょう。外貨預金の場合、金融機関が倒産すると、お金が戻ってこない可能性があります。
なぜ外貨預金は特別かというと、預金保険機構の保護がないからです。いわゆるペイオフの対象外なのです。金融機関が倒産したときに、誰も守ってくれないわけですね。
とういことで、外貨預金に関しては、銀行の健全性というのが、円建ての預金には無い大きな要素になるわけです。
銀行の倒産を予想するのは難しい
とは言え、銀行の健全性まで考えるのは、素人にはなかなか難しい問題です。財務諸表を読んでチェックなんて、誰にでも出来ると言うわけではありません。
格付け情報のようなものもありますが、どこまで信頼できるか疑問ですしね。アメリカのサブプライムローンに高い格付けを与えていた人たちですから。
それに、そもそも銀行と言うのは、倒産する瞬間まで健全な経営をしていると言い張るものです。なぜなら、預金者が少しでも倒産すると疑ったら、それが引き金になって皆が預金の引き出しをするかもしれません。
そうなったら、間違いなく倒産してしまいます。取り付け騒ぎと言うやつですね。
ですから、預金者に微塵でも倒産するかもしれないなんて思わせてはいけないのです。少なくとも、倒産の心配なんて全く無いという態度を取り続けます。ですから、銀行の倒産と言うのは、いつも突然です。
倒産リスクを避けるためにメガバンクを使うと金利がほとんどつかない
倒産リスクを避けるために、メガバンクを使うと言うのも一つの考え方かもしれません。メガバンクならメディアのチェックもきくので、小さな金融機関よりは安心できるでしょう。
しかし、メガバンクを使った場合、一般的に金利はかなり低めに設定されています。為替のリスクを取ってまで外貨預金をするのが賢い選択なのかどうか疑われるほど低金利です。
そう考えると、どうしても外貨預金をするなら、自分で銀行の健全性を見る目を養う必要があるのかもしれません。難儀な話ではありますが。
まあ、外貨預金なんて使わないと言う選択をしても良いのですけどね。
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