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学資保険で教育資金の貯蓄をするメリットとデメリット

貯蓄型の保険というと、学資保険を思い浮かべる人も多いでしょう。それでは、学資保険で教育資金を貯めるのは合理的な選択なのでしょうか。

学資保険で教育資金を準備するメリットとデメリットについて考えてみましょう。特にデメリット中心に。

学資保険って何?

まず、学資保険というのがどういう保険なのか、簡単に整理してみましょう。

学資保険というのは、名まえから分かるように、教育資金を準備するための保険です。もっというと、大学への進学費用を貯めるための保険です。

子供が生まれてから数年以内に何に契約し、子供が大学に入学するまでに大学の学費を貯蓄します。一般的には300万円程度を目標に貯めることが多いでしょうか。

もちろん保険商品なので、保険としての機能もついています。具体的には、被保険者が死亡した場合はそれ以降の保険料の払い込みが不要になります。保険料の払い込みをしなくても、普通に積立てたのと同じ額の保険金がもらえるのです。

通常は「夫」を被保険者にします。こうすることで、夫が若くして亡くなっても子供の進学費用を確保できるようにするわけです。

学資保険で貯めるメリット

学資保険のメリットは、上に書いた通り、夫が亡くなっても子供が大学進学を諦めないで済む事でしょう。これは確かに一つのメリットと言えそうですよね。

また学資保険は固定金利の商品なので、目標金額を設定しやすいというのもメリットと言えるでしょうか。例えば、300万円貯めるという目標があれば、それに応じた貯蓄額の設定が出来るわけですね。

他の金融商品だと、なかなかこうは行きません。定期積金などでも金利が変動するので、きっちり300万円貯めるというのは難しいものです。

まあ、そこまでする必要があるかどうかという問題はありますけどね。少なくとも計画は立てやすいと考えて良いでしょう。

学資保険に関するメリットに関しては、次のページも参考にしてください。

学資保険で貯めるデメリット

一方、学資保険で貯蓄するデメリットは何でしょうか。

学資保険の最大のデメリットは、固定金利であることでしょう。金利が低い時期に契約すると、その低い金利のまま資金を動かすことが出来ません。

将来金利が上がったとしても、条件の良い商品に移しにくいのです。しかも、生命保険は解約しにくいので、そのデメリットも大きく影響するでしょう。

しかも学資保険は、一般的に、15年以上という長期間積立てる商品です。そんな期間の長い商品なのに、解約がしにくいというのは、金融の常識からして避けるべきです。

繰り返しますが、固定の低金利の商品で長期で運用するというのは、はっきり言って、お金を貯める上では絶対にやってはいけないことです。将来金利の上昇やインフレがあったら、対応できないのです。解約しやすい銀行の定期積金を使う方がまだマシです。

学資保険は、なぜか根強い人気があるようです。でも、はっきり言って避けておくべき商品です。

保険会社の倒産というリスクも

ちなみに、もう一つ、保険会社の倒産というリスクも存在します。保険には一応、消費者保護の仕組みがあります。

しかし、銀行預金に比べると充実したものとは言えません。保険会社が倒産した場合、戻ってくる悪寒が大きく減る可能性も捨て切れません。

学資保険は長期の契約ですから、そんなケースも想定しないといけないでしょう。今は大丈夫でも、15年も先にどうなっているかなんて予想しにくいですよね。

学資保険のメリットは、本当にメリットなのか?

ところで、学資保険のメリットの一つである「死亡保険」は、本当にメリットなのでしょうか。率直に言って、個人的には、あまりメリットがあるとは思えません。

なぜかというと、学資保険に入らなくても、夫には死亡保険を掛けている家庭が多いからです。そうだとすれば、学資保険は要らないという事になりますよね。

また、ちょっと調べてて見れば分かる事なのですが、学資保険に入るよりも貯蓄型の金融商品と定期保険を組み合わせた方が、低コストで済ませることも出来るのです。

つまり、学資保険というのは、かなり割高な保険という事も出来るわけです。

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