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外貨建てMMF のパフォーマンスは運用機関によって違うので注意

一口に外貨建てMMFと言っても、運用会社によって運用方針などは微妙に違います。また、ファンドマネージャーの腕にもいい悪いはあるでしょう。

ですから、同じ通貨建てのMMF でも、パフォーマンスは違いはあります。

結構、パフォーマンスに差はあるようです

例えば、SBI証券では、3本の米ドル建てMMF を扱っています。そしてその利回りは、サイト上で公開されているようです。取り扱っている外貨建てMMFの直近7日間の平均利回りが紹介されているのですね。その、2014年8月4日現在のデータを見ると、同じ米ドル建てのMMF でも、パフォーマンスが大きく違うことがわかるはずです。(補足:金利は時期によってかなり違います。例えば2018年12月には、2%前後にまで上昇しています。

米ドル建てのMMF の金利
この当時と比べると、かなり金利は上昇しています。年2%前後というところが多いようです。(2018年12月追記)

ほとんど利息がついていないものもあれば、多少なりとも利息がつくものまで様々あることがわかるでしょう。

当然ですが、せっかくなら有利なところで運用したいものです。実際に投資する前には、もっと有利なところが無いか探してみても良いでしょう。

利回りが低いところは安全運転だけなのかも

もっとも、利回りが低いところは、ただ単に安全運転をしているだけなのかもしれませんね。というのも、アメリカのMMF は日本以上に安全性を重視しています。日本でいうとMRF に近い投資信託です。

そういう投資信託ですから、特に安全性を重視して運用しているところがあっても驚きません。まあ、詳しくは、運用方針などをチェックしてみないと分かりませんけどね。

補足:金利は日本よりかなり高くなりました

今回参考用に紹介したSBI証券が扱う米ドル建てのMMF は、画面のコピーをとった当時、かなり金利が低い状態でした。実際、以前は、次のようなことを書いていました。

国内で定期預金でも作ったほうがましかも

それにしても、これを書いている時点の米ドル建てのMMF の利回りは悪いですね。この程度の利回りのために、外貨に投資をするのは、まともな判断とはいえないかもしれません。

このくらい条件が悪いとなると、ネット銀行などで定期預金でも始めたほうがいいかもしれませんね。それなら為替の変動の心配も要らないですし、為替の手数料を払う必要もありませんから。

ちなみに、これを書いている時点の住信SBIネット銀行の1年物の定期預金は、預け入れ金額によらず0.250%でした。米ドル建てのMMF よりも良いわけですね。キャンペーンでもやっているのかな?

しかし、これに関してはかなり改善しています。具体的に書くと、金利が年2%前後まで上がっているのです。

年2%程度の金利で外貨建て商品を買うかどうかは、判断が難しいところです。ただ、多少は金融商品として興味を持てるレベルに改善したことは間違いないでしょう。

為替の手数料は片道0.5円

外貨建て商品だと、この程度の金利だと難しいと言うのは、なぜでしょう。その理由の一つは、外貨建て商品の場合は、為替手数料の方が気になるからです。

外国為替は売りと買いでレートが違うので、その差が実質的な手数料になるのです。FXをやる人には、スプレッドという単語の方がなじみ深いでしょう。

証券会社の場合は、これを0.5円程度に設定しているところが多いようです。手数料が安いネット証券だと0.25円とか0.2円あたりまで下げているところもありますけどね。

これって、手数料としては、かなり高いと言わざるを得ません。というのも、1ドル100円とすると、0.2%から0.5%の手数料がかかるわけですから。

しかも為替の場合は、外貨にしてから円に戻さないといけません。ということは、手数料はこの2倍かかるわけです。つまり0.4%から1.0%の手数料がかかるわけですね。

上の金利と比べたら、こんな手数料は払っていられませんよね。つまり、少なくとも金利が低い時期には、外貨建てMMF はやめておけという話です。日本より多少金利が高いからといって、飛びついてはいけない商品なのです。

まあ、これでも、外貨預金よりははるかにマシなんですけど。

信じられないかもしれないけどFXの方がマシ

他のところでも書いていますが、外貨建てMMF や外貨預金をやるくらいなら、FXをやった方がマシなのです。

FXにはスワップポイントという仕組みがあります。これはどんなものかと言うと、日本の金利が低い時期には、外貨を買うと、スワップポイントという利息のようなものがもらえるのです。

このスワップポイントは外貨預金や外貨建てMMF の金利よりも高いことが多いです。しかも、為替の手数料はFXの方が遥かに安いのです。

FXはリスクが大きいという印象を持っている人も多いでしょう。しかし、FXのリスクが大きいのは、必ずしも正しくありません。

FXではレバレッジという仕組みがあり、これを利用すると実際に自分が持っている額以上の運用が出来ます。そして、レバレッジの大きい運用をする人は、運用資金の数十倍の投資をすることになります。そのために、ハイリスクになってしまうのです。

レバレッジの大きさは自分で選べます。レバレッジをかけないで運用をすることも可能です。

こうなると、FXと外貨預金と外貨建てMMF には大きな違いはなくなるのです。そして、その中で比較すると、FXが圧倒的に有利なのです。

ということで、どうしても外貨預金的な商品を買いたいのなら、FXの検討をおすすめします。少なくとも、候補に入れるくらいはしてもいいと思いますよ。

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