投資信託というと、ハイリスクハイリターンなものを想像する人が多いでしょう。しかし実際には、元本を確保することに重点をおいた投資信託も存在します。
このページでは、どんな投資信託が元本確保に向いた投資信託なのかをチェックしてみましょう。
元本確保を目指すならMMF やMRF です
まずご紹介したいのが、MMF やMRF です。どんな投資信託なのか簡単に言うと、国内の短期債券やコマーシャルペーパーを中心に投資する投資信託です。
過去の例を見ると、MMF やMRF を選ぶと、元本の確保を重視したいときには、こういう投資信託がおすすめです。
MMF やMRF のリターンは、銀行の普通預金よりは若干良い程度です。メガバンクの定期預金金利よりもリターンが大きいことも多いです。ネット銀行の定期預金金利よりは低いようですね。
ということは、メガバンクで定期預金をするなら、MMF やMRF を選ぶのがいいかもしれません。銀行の普通預金は、運用や貯蓄と言う意味では論外ですね。
最終的には、ネット銀行の定期預金かMMF やMRF かで選択をすることになるでしょう。リターンの大きさで選ぶならネット銀行の定期預金の方が優れています。しかし、流動性で考えると、MMF やMRF の方が優れています。
運用の目的しだいということでしょう。
ちなみに、MMF とMRF のリターンの比較では、「MMF > MRF」と言う関係が成り立っています。
中期国債ファンド
中期国債ファンドは、昔流行った投資信託です。一番人気があったのは、30年くらい前でしょうか。
個人的には、山一證券が倒産する前に、盛んにテレビCMをうっていた記憶があります。「中国ファンドは山一證券♪」ってヤツですね。
40歳以上の方なら、ご記憶にあるかたもいらっしゃるでしょう。
ちなみに、中期国債ファンドはどんな投資信託かというと、名前からわかるように中期の国債に投資する投資信託です。5年以下の国債を中心に運用されますが、一部は社債やコマーシャルペーパーで運用されることもあるようですね。
ちなみに「中国ファンド」という略称から、中国関連の投資信託だと誤解をしている人もいるようです。しかし、上で説明したとおり、チャイナとはまったく関係がありません。
SBI証券では、次の2本の中国ファンドを扱っているようです。
- みずほ投信投資顧問 / MHAM-中期国債ファンド
- 三菱UFJ投信 / 三菱UFJ-中期国債ファンド
リターンとしてはMMF と大体同じ程度のようですね。
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