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個人のバランスシート作成では不動産の扱いが難しい

前のページに書いたように、1年に1度バランスシートを作るというのは、個人的にとってもいい習慣だと思っています。毎年一回バランスシートを作ることで、貯蓄の計画がうまく行っているかが明確になるからです。ある程度長期的な視野を持って行動するのは、賢い行動でしょう。

個人がバランスシートを作るのは難しくないが

そもそもバランスシートの作成自体は、それほど難しいものではありません。なぜかと言うと、自分の持っている資産と負債の項目を並べていき、その時価を書き、資産負債それぞれで、集計するだけだからです。

基準日時点の株価やら預金残高やら借り入れの残高やらを書いていくだけなのです。常識レベルの金融の知識と小学生レベルの算数が出来れば、誰でも出来ることです。

これが企業の決算だと、いろいろとルールがあって難しいんですけどね。

不動産や自動車をいくらで見積もるかはちょっと悩みます

ただ、個人がバランスシートを作るときに、一つだけ困ることがあります。それは、不動産や自動車の価格をどう見積もるかと言う点です。

個人用に作成する場合、バランスシートの資産と負債は、時価で計上すべきです。

預金だったら、これは難しくないですよね。預金における時価と言うのは、通常に書かれている残高だからです。つまり預金通帳の数字をそのまま書くだけです。

株式や投資信託も、時価を把握するのは難しいことではありません。株式なら、株価かける株数で大丈夫です。証券会社のサイトにログインして、管理画面をチェックするだけで出来てしまいます。

借り入れに関しても、同様です。自分で調べるのが面倒なら、お金を借りている金融機関に電話をするだけです。すぐに答えてくれます。

ただ唯一難しいのが、不動産や自動車の時価をどう見積もるかです。本気で自分の持つ不動産や自動車の時価を知ろうと思ったら、かなりの専門知識が要るはずです。

率直に言って、素人にはちょっと無理と言うのが実感です。現時点で自分の家の土地と建物がいくらで売れるかなんて、わかりっこないですよね。

例えばマンションだと、不動産雑誌のやネットの中古不動産の情報から、ある程度想像することは可能かもしれません。でも、雑誌になっている価格って、あくまで売り手が売りたい額なんですよね。実際に成約する額ではないのです。

固定資産税などを計算するときに使っている不動産の価格も、実際の資産価値とはちょっと違いますしね。どうするかはなかなか難しい問題です。

しかも、この調査を毎年やるとなると、かなり大変です。ちょっと現実的ではないですよね。

自動車も大体同じで、毎年中古車の市場価格を調べるなんて、現実的ではないでしょう。

自動車や不動産は考慮しなくてもいいのかもしれない

個人的には、不動産や自動車は考慮しなくてもいいかもしれないと思っています。その部分は除外して考えるのです。

そもそも自動車や不動産を突然売る可能性ってほとんど無いですよね。ある程度数年前から計画しておいて、その計画に従って売却するものでしょう。

そうであれば現在の市場価格なんて調べても仕方がないと思うのです。投資用の不動産で条件次第では売却する可能性があるのなら、考慮したほうがいいのかもしれないですけどね。

ちなみに、企業の決算でも、不動産の扱いは難しいようです。いろいろルールを決めてやっていますが、率直に言って無理やり対処しているというイメージは否定できません。

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