楽天銀行は楽天エクステ預金という新しいタイプの定期預金を扱っています。いわゆる仕組預金とよばれるよきんですね。
具体的にどんな預金かと言うと、基本的に最初は1年契約の定期預金です。ただ、楽天銀行の判断で、満期を延長することができるのです。そして、1年延長されていくごとに、翌年の金利が上昇していくのです。
ちなみにこの預金は、預金保険機構の保護対象になっています。つまり、楽天銀行の他の普通預金や定期預金とあわせて、元本1,000万円とその利息に関しては、楽天銀行が倒産しても保護されるのです。
金利の面で有利なのに、保護の仕組みもあるわけです。なかなか使いやすい保険のように思えなくもありません。
長期で運用するつもりなら違う商品が良いかな
上に書いたように楽天エクステ預金というのは、一見したところなかなか有利そうな預金です。しかし、長期で預け入れることを最初から決めているのなら、最初から満期までの期間が長い金融商品を使うべきでしょう。金利面で見て、その方が有利なことも多いです。
また、楽天エクステ預金の仕組みだと、楽天銀行の判断で更新されなくなる可能性も大きそうです。将来の金利上昇を楽しみに預金していたのに、途中で終わってしまうのでは、あまり意味がありませんよね。結局のところ、市場金利が楽天銀行にとって有利なら更新され、そうでなければ更新されないということになるでしょうから。
個人向け国債でも選んだほうが良いのかな
最初から金利が高い商品と言う意味では、個人的には、10年物の個人向け国債でも選んでおいたほうが良いような気がします。直近の利率で見ると、変動10年個人向け国債の利率は年0.34%なのだそうです。これは、楽天銀行の6年目の金利と同じです。
楽天エクステ預金は楽天銀行の都合でいつ打ち切られるかわかりません。そう考えると、最初から金利が高い個人向け国債の方が良いですよね。
もちろん、変動10年個人向け国債の利率は市場金利にあわせて変動します。ですから、最終的にどちらが有利かはわかりませんけどね。でも、ここからさらに金利が低下することは考えにくいでしょう。
もろもろを考えると、個人向け国債を選んだほうが良いと思うわけです。あくまで個人的な意見ですけどね。
他にもいろいろと問題がありそうだ
実はこの他にも、楽天エクステ預金には預金者にとって決定的に不利な要素がありそうです。そのあたりは次のページでご紹介することにしましょう。
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