ちょっと次のような状況を考えてみてください。
Aさんは急にお金が必要になりました。1週間以内に30万円用意したいと考えているとします。
ちなみに、Aさんの持っている資産は次のようなものです。
- 普通預金:10万円
- 定期預金:30万円
- 株式:50万円
こんな状況にあるAさんは、どんな風にして30万円を用意することが出来るでしょうか。
いろいろな方法が考えられます
Aさんが30万円を用意する方法は、実はいろいろと考えられます。まあ、一番手っ取り早いのが、株式か定期預金を現金化してしまうことでしょう。私もこんな状況でアドバイスを求められたら、株式の売却か定期預金の解約を勧めると思います。
しかし、取りうる方法としては、資産の現金化だけではありません。誰かからお金を借りても良いですよね。30万円くらいだと、親や兄弟が貸してくれる可能性も大きいでしょう。あるいは、友人に借りられるかもしれません。最悪、消費者金融や銀行カードローンで借りたって良いはずですよね。
お金を借りるなら定期預金を担保にお金を借りたほうが安上がり
上に書いたように、私個人としては、持っている資産を現金化するのが良いと思っています。どうしてもそれはいやだというのなら、誰かからお金をかりるしかありません。
そんなときにおすすめの方法の一つが、定期預金を担保にお金を借りることです。消費者金融などで借りるよりも、低金利でお金を借りられます。なかなか良い選択肢だと思いませんか。
しかも、定期預金を担保にお金を借りる場合は、特に手続きはいりません。銀行のクレジットカードを使って普通にお金を引き出せば、自動的に借金が出来るのです。上のAさんの例で30万円を引き出す操作をしたとすると、30万円引き出すことが出来るのです。つまり、自動的に20万円の借り入れが出来るわけですね。
この仕組は、銀行によっていろいろな呼び名がついているようです。「自動融資」とか「自動借り入れ」などの呼び名が一般的でしょうか。
金利や返済方法
ところで、自動融資で借りた場合の金利はどうなるのでしょうか。これに関しては、定期預金の年利プラス0.5%といいう設定がされていることが多いようです。定期預金の年利が0.5%だったら、借り入れ金利は年1.0%なるという具合ですね。消費者金融などで借りることを考えたら、そうとう低い金利で借りられるということです。
次にいくらまで借りられるのかですが、定期預金の残高の90%までです。100万円の残高があれば、90万円まで借りられるということですね。
ただし、定期預金の残高が大きい場合でも、200万円までしか借りられません。例えば、500万円の残高があっても、9割の450万円は借りられないということです。この場合は、200万円までしか借りられません。
ちなみにどうやって返済するかですが、普通預金の口座に入金をすれば、自動的に返済が完了したことになります。かなり手軽な方法で返済が出来ることになります。
以上のような性質がありますから、次のようなこともおこりえます。
まず、普通預金の残高不足に気づかずに知らないうちに自動融資の仕組を使ってしう事はあり得ますよね。そして、給与か何かが振り込まれて、知らないうちに自動融資で借りた分が返済されてしまうこともありそうです。
ということは、誰しも知らないうちに使っている仕組なのかもしれません。便利な仕組ですから、こういうものがあることは覚えておいた方が良いでしょう。あと、細かい部分は銀行によって違う事も多いようです。金利の決め方などが違ったりします。ですから、事前に確認をしておいた方がいいでしょう。
スポンサードリンク
貯蓄用の口座には住信SBIネット銀行がおすすめ
貯蓄を始めるには、専用口座を持つのが一番です。しかも、自動的に積立てることが出来るようにしておくと、成功の確率が高まります。
貯蓄のための機能が充実したのが、住信SBIネット銀行です。貯蓄目的別のミニ口座を持てるほか、他行から定期的に引き落とすして積立てることも出来ます。

スポンサードリンク





関連した記事を読む
- 消費者金融や銀行カードローンの利用が多い人は定期預金を作っておこう
- 国債と定期預金の違いは何だろう?| お金を借りているのは誰?
- 電子書籍業界は魅力的にうつるのかなあ?
- 財形制度は有利な制度なのか?| 持ち家の購入を検討している人は利用しても良いかも
- 定期預金は預ける金額によって名前が違う