MMF とMRF は非常に良く似た金融商品です。その共通点と違いについて確認しておきましょう。
ちなみにMMF はマネー・マネージメント・ファンドの略です。また、MRF はマネー・リザーブ・ファンドの略です。
余談ですが、外貨建てのMMF は、実は、マネー・マーケット・ファンドの略です。マネー・マネージメント・ファンドでは無いのです。つまり、日本の円建てのMMF と外貨建てのMMF は違う商品だということです。
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MMF とMRF の共通点
まず共通点からみていきましょう。大前提として、どちらのも投資信託の一種です。公社債投資信託に分類されます。
公社債というのは公債と社債の略ですね。公社債を使って運用するので、公社債投資信託というわけです。ただ、公社債を使って運用される投資信託はすべて公社債投資信託に分類されるかというと、そうではありません。株式を少しでも含んでしまうと、公社債投資信託とは認められないのです。
MMF とMRF のどちらも、元本確保を念頭に、リスクの小さい金融商品を使って運用されています。具体的には、日本国債やコマーシャルペーパーなどの短期金融商品を使って運用されます。
ただ、同じような商品を使って運用していますが、リターンも同じというわけではありません。収益性ではMMF の方が良いようです。
MMF とMRF の相違点
次にMMF とMRF の相違点ですが、楽天証券の「よくあるご質問」というコーナーに、次のような解説がありました。
MRFとMMFとの違いは何ですか?
MRF(マネーリザーブファンド)は、株式などを売却した資金や預かり金を自動的に買付し運用を行います。 MRFは買付から30日以内の解約でも信託財産留保額がかかりません。
しかし、MMF(マネーマネージメントファンド)は、ご自身で買付、解約の手続きが必要です。また、30日以内の解約に関しては、1万口あたり10円の信託財産留保額が発生します。
信託財産留保額の有無が大きな違いということですね。
では信託財産留保額というのは何かということですが、解約のペナルティだと理解しておくと良いでしょう。MMF は30日以内の解約に対してペナルティがつきますが、MRF ではそれがないということです。
もう一つ大きな違いは、MRF にお金を入れておくと、それを使って株式や投資信託の買い付けができるという点でしょう。また、証券会社に入金すると、自動的にMRF を買い付けるように設定されているところも多いです。つまり、MRF は銀行の普通預金口座のような働きをするわけです。
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