変動金利定期預金を調べていて、面白いことに気づきました。どんなことかというと、変動金利定期預金の方が同じ期間の普通の固定金利型の定期預金よりも金利が高いのです。
みずほ銀行では、変動金利定期預金は3年ものしかありません。300万円未満の場合、その金利は年率で0.035%でした。
一方、固定金利の3年物の定期預金の金利は、同じく300万円未満の場合、年率で0.030%でした。わずかではありますが、固定金利の方が低いのです。
変動10年個人向け国債のルールを参考にするとわかりやすい
他の条件が同じなら、固定金利の方が変動金利よりも金利が高いというのは常識です。
これは、変動10年個人向け国債の年率の決め方を見ると良くわかります。変動10年個人向け国債の場合、「基準金利 × 0.66」で金利が決まります。そして、基準金利というのは、その時点で直近の10年物の利付国債の金利なのです。
つまり、変動型にすることで、金利は3分の2になるように設定されているのです。ですから、みずほ銀行の金利の決め方は、かなり変わっているといえるでしょう。
住宅ローンを思い出してもわかりやすい
固定金利のほうが金利が高くなるというのは、住宅ローンを思い出してもわかりやすいでしょう。
住宅ローンの金利も、固定金利よりも変動金利の方が一般的には低いですよね。ですから、固定金利にした方が将来の金利変動に対して安心だとわかっていても、利率の安い変動金利を選ぶ人が多いのです。
貸す側が大きなリスクをとるから固定金利の方が利率が高い
一般に固定金利の方が利率が高い理由は、固定金利の方が貸す側のリスクが大きいからです。お金を貸している最中に市場金利が上がったら、貸す側には不利ですからね。
リスクが大きいので、貸す側に有利になるように、金利を引き上げているわけですね。今回のみずほ銀行のケースは、そんな常識が崩れた珍しいケースということです。
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