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変動金利定期預金の利用価値はどの程度あるのだろうか?

前のページで見たように、変動金利定期預金という金融商品があります。名前からわかるように市場金利の変動に合わせて、預金金利が変わる定期預金ですね。

この商品を使うのにはどんなメリットがあるのでしょうか。あるいは、デメリットはあるのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。

金利上昇に強いのがメリット

この商品を使う最大のメリットは、市場金利の上昇に強い商品であるという点でしょう。

一般の定期預金というのは、固定金利の商品です。しかも、解約にはペナルティがある特徴もあります。ですから、市場金利が上がってしまうと、低い金利のまま我慢しないといけなくなる可能性があるわけです。これは非常に不利だといえるでしょう。

しかし変動金利定期預金なら、市場金利の変動にあわせて預金の金利も上がります。ですから、市場金利が上昇したときにも、自動的に対応することが出来るのです。

変動金利型の商品を利用するメリットは、何と言ってもこれですね。

金利が上がってから対処しても遅くは無い気もする

とは言え、現在の市場金利の低さを考えると、そこまで深刻に金利上昇について考える必要は無いでしょう。実際に金利が上がってから考えても遅くはないように思えます。

具体的にどうすれば良いかというと、変動金利定期預金でなくネット証券かどこかの利率が高い定期預金にするのです。あるいは、個人向け国債でもいいかもしれません。

市場金利の上昇が無ければ、そのまま満期まで持ち続けます。仮に市場金利が大きく上がったら、現在もっている商品を解約しするのです。個人向け国債も定期預金も、中途解約にはペナルティがあります。しかし、元本割れするような大きなペナルティではないので、それほど気にすることなく解約が出来るはずです。

そして、前に契約していた商品を解約できたら、もっと条件の良い商品に乗り換えれば良いと思うのです。そのとき初めて、変動金利定期預金が候補として浮上するでしょう。

要するに、現時点において条件が良いと思われるものと契約し、金利が上昇したら乗り換えろということですね。市場金利が低い時期は、ほとんどペナルティが無いようなものです。ですから、気兼ねなく解約して乗り換えることができるのです。

変動金利定期預金が3年ものしかないというのも、この商品を選ばない理由として大きいといえるでしょう。3年程度の期間だったら解約したときのペナルティも小さいですからね。

最初から運用期間が長いことがわかっていれば個人向け国債がおすすめ

ちなみに、最初から運用期間が長いことがわかっていれば、変動10年個人向け国債をおすすめします。この10年物の個人向け国債は、当然ですが利率も高いですし、変動金利型なので金利の上昇にも対応できます。その上、解約もしやすいので、非常に使い勝手が良いのです。

5年以上預けておくつもりなら、試してもいい金融商品だとは思います。それより短ければ、ネット銀行の定期預金が手軽でしょうか。

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