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債券の発行価格って何?額面金額とどう違うの?

債券には、いろいろな金額があります。その中でも、このページでは、発行価格と額面金額の違いについてみてみましょう。

この2つはどう違うのでしょうか。確認してみましょう。

額面金額は利付債を買える金額の目安

前のページで見たように、債券の額面金額というのは、新しく発行される債券(利付債)を、いくらくらいで買えるかの目安になる数字でした。額面金額5万円の債券なら、5万円くらいから投資が出来るということです。

逆にいうと、額面金額が5万円の債券でも、実際に発行されるときの価格は5万円では無い事も多いということです。例えば、5万1000円だったり、4万9000円だったりすることもあるわけですね。

割引債はこの限りではない

ちなみに、割引債に関しては、額面金額は実際の債券の価格とは関係がありません。割引債というのは、利息がつかない債券です。その代り割安で発行されて、償還時に高い値段で買い戻してくれるのです。

額面金額は買い戻す価格なので、割引債では額面金額よりも安く発行されるわけです。そうでないと、誰も買わないですからね。

実際の売り出し価格を表す発行価格

実際に発行されたときの価格を現すのが、発行価格です。これは額面100円あたりの数字で表すのがルールになっています。

例えば、額面金額100万円の債券があったとします。しかしこの債券は、実際には100万1000円で売り出されたとします。額面100円あたりの価格を現すのが発行価格ですから、発行価格は100.10円となるわけです。

ちなみに、発行価格が額面と同じ100円の場合パー発行と呼ばれます。また、発行価格が100円未満の場合をアンダー・パー発行、100円を超える場合をオーバー・パー発行といいます。

利付国債の発行価格を見てみよう

それでは、実際の利付国債の発行価格をみてみましょう。わかりやすいところで、10年もの国債(利付債)を例にとってみましょう。

財務省のサイトを見ると「10年利付国債(第352回)の入札結果」というページがあります。このページに、「発行価格 99円65銭」という記述があります。

上に書いたように債券の発行価格は額面100円あたりですから、この時は額面よりやや安く買えたということですね。アンダー・パー発行です。

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