国債に非常に性格が近い債券に、政府保証債という債券があります。どんな債権かというと、政府関係機関や特殊法人等が発行する債券のうち、政府が元本や利払いを保証しているもののことを言います。政府関係機関が発行するもを政府関係機関債、特殊法人が発行するものを特殊法人債と言います。
政府が元本や利払いを保証しているということで、国債と同じくらいの信用があると考えられます。しかし、利率は国債よりも若干高いことが多いようです。つまり、国債を買うよりも政府保証債を買うほうが有利な可能性があるわけです。
この政府保証債ですが、一応制度のうえでは個人で買うことも可能です。例えば東京三菱UFJ銀行のサイトの「個人のお客様」というカテゴリの中に、政府保証債について次のような説明があります。
地方債・政府保証債
地方債・政府保証債も取り扱うことがあります。取扱銘柄は、お取引店窓口にお問い合わせください。
扱うことがあると言う書き方から、それほど積極的でないことが何となくわかりますよね。個人投資家にはあまり知られていないこともあり、国債のように簡単に買える債券では無いわけです。実際、日本証券業協会のサイトでは「個人向けには、ほとんど販売されておりません」という記述がありました。
ちなみに、政府保証債の発行から償還までの期間は10年です。10万円から投資できるものが多いようです。ですから、もし投資するなら、10年もの国債のかわりに投資するということになります。
興味があったら、探してみてもいいかもしれません。探す手間を考えると、10年物の利付国債を買ったほうが早いでしょうけどね。
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