債券の中には地方債と言う、地方公共団体が発行する債券もあります。
この中で私たちが投資できるのは、公募地方債と呼ばれるものです。総務省のサイトによると、平成22年の段階で、以下のような地方自治外が公募地方債を発行しています。
北海道/宮城県/福島県/茨城県/栃木県/群馬県/埼玉県
千葉県/東京都/神奈川県/新潟県/福井県/山梨県/長野県
岐阜県/静岡県/愛知県/三重県/京都府/大阪府/兵庫県
奈良県/島根県/岡山県/広島県/徳島県/福岡県/熊本県
大分県/鹿児島県/札幌市/仙台市/さいたま市/千葉市/横浜市
川崎市/相模原市/新潟市/静岡市/浜松市/名古屋市/京都市
大阪市/堺市/神戸市/岡山市/広島市/北九州市/福岡市
これって、どういう順番なのでしょうか。先に都道府県を北から書いていって、その後に市を北から書いているのかな。
この一覧を見てわかるように、すべての都道府県が地方債を発行しているわけではありません。人口が多い都道府県が発行している傾向はありそうですね。
また、地方債を発行している市は、すべて政令指定都市です。あれ、相模原は政令市じゃない?いや、大丈夫ですね。ちゃんと政令市でした。
逆に言うと、熊本市以外のすべての政令指定都市がリストに入っているようですね。つまり、買おうと思えば政令指定都市の地方債は買えるわけです。熊本市は2012年4月1日に政令指定都市になったので、リストに入っていなくて当然です。
ちなみに、私が確認した範囲では、政令指定都市以外は公募地方債を発行してはいけないというルールはなさそうです。ただ、地方債の起債には総務大臣又は都道府県知事との協議が必要らしいので、そのあたりで引っかかるのでしょうか。ちょっとわかりませんけど。
暗黙の政府保証がある?
ところで、公募地方債には暗黙の政府保証があると言われることがあります。詳細は省きますが、客観的な状況を総合して判断すると、政府保証があると考えるほうが自然だと言う意見があるのです。
公募地方債は国債よりも利率が高く設定されます。ですから、本当に政府保証があると言えるのなら、かなり有利な商品と言えるのかもしれません。
ただ、暗黙の政府保証に対して、否定的な見解を示している人もいるのも事実ですけどね。
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