ここで見てきたようなことが理解できていれば、債券に関する資料の基本的な部分は理解できるはずです。実際の債券の発行条件の資料をもとに、本当に理解できるのか確認してみましょう。
今回は川崎市債の資料を見つけたので、それを使ってみてみましょう。
まず、応募者利回りですが、発行から償還まで持っていた場合の年平均利回りを指します。今回は発行価格が100円だったので、表面利率と同じになります。発行価格が100円より小さければ、応募者利回りは表面利率より大きくなります。逆に発行価格が100円より大きければ、応募者利回りは表面利率より小さくなります。
発行総額というのは、全部でいくら分の債券を発行するかということですね。募集期間が決まっていますが、70億円分集まってしまえば、募集期間の途中でも売り切れになるわけです。
償還日というのは、元本が戻ってくる日ですね。5年後の平成31年6月20日二お金が返ってきます。
償還年限というのは、発行から償還までの期間です。この市債の場合は5年ということです。
表面利率は額面に対する利率です。上にも書きましたが、発行価格が100円で無い場合は、表面利率と応募者利回りは違った数字になります。
利払日というのは、利息を支払う日ということですね。資料を見る限り、毎年6月と12月の各20日に利払いがあります。利付債の場合は年2回というのが一般的ですね。
購入単位というのは、いくら単位で購入できるかということを表しているものです。「額面1万円から額面1万円単位」とありまして、発行か価格が100円なので、1万円単位で購入できます。発行価格が100円ぴったりでない場合は、1万円単位というふうにきれいにはいきません。1万10円単位みたいなことにもなりうるわけです。
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