保険を使ってこどもの教育費用を準備するとなると、まず思い浮かべるのは生保会社の学資保険でしょう。その他にも、生保会社の商品でいくつか利用可能な保険はあります。
しかし、損害保険会社の保険でも、教育費用の準備が出来る保険があります。具体的には、貯蓄機能が付いた傷害保険を使います。
ちょっと気になるのは、保護者が亡くなった場合にどうなるかですよね。学資保険を使う最大のメリットは、父親が亡くなった時に、それ以降の保険料を払わなくても満期保険金と同額の死亡保険金が受け取れるということです。
実は傷害保険を使った貯蓄でも、同じような機能が使える場合があります。例えば、損保ジャパン日本興亜の「積立傷害保険『THE ケガの積立保険』」という保険の「こどもプラン」では、育英費用補償特約という特約が付いてきます。
損保ジャパン日本興亜のパンフレットによると、この特約には次のような説明が付いています。
扶養者がケガで亡くなられたり、重度後遺障害を被られた場合の、お子さまの育英費用の補償
まさに養老保険と同じ機能が付いているわけですね。
余計な機能が多すぎるのは考え物
この保険が特徴的なのは、余分な特約がたくさんある点です。具体的には、次のような特約がついてきます。
- 個人賠償責任補償特約
- 被害事故補償特約
- 後遺障害保険金の追加支払に関する特約
- 熱中症危険補償特約
- 細菌性食中毒およびウイルス性食中毒補償特約
個人賠償責任特約はともかく、それ以外の特約は必要性にかなり疑問があります。こういった特約をつけるにしろ、一つ一つ吟味して決めたいですよね。
そもそも傷害保険の必要性が疑問
もっと言ってしまうと、傷害保険の必要性にも疑問はあります。
まず、日本の公的な医療保険の制度は充実しているので、わざわざ傷害保険に入らないといけない必要性はきわめて小さいです。その上、子供の医療費に関しては、自治体から補助がされる場合も多いです。
そう考えると、そもそも傷害保険にセットになっている時点で避けたほうが良い保険なのかもしれません。
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