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預金通帳への記帳を怠った場合はどうなるのか?| みずほ銀行の例を見てみましょう

銀行関連でちょっと面倒なのが、通帳への記帳です。普段はキャッシュカードを使って現金の出し入れをしますから、通帳への記帳はついつい忘れがちになってしまいますよね。

ところで、通帳への記帳をサボると、どんなデメリットがあるのでしょうか。たいしたデメリットが無ければ、まあ、放置しても良いのかもしれません。

このページでは、記帳をサボったときのデメリットについて、みずほ銀行の例をチェックして見ましょう。銀行によって対処の仕方には差があるようですが、大雑把な考え方は大体同じです。

記帳をサボると通帳に記録が残らなくなる

記帳をサボる最大のデメリットは、通帳に記録が残らなくなることです。

例えば、みずほ銀行の場合、記帳をサボりすぎると明細が表示されなくなってしまいます。具体的には、記帳をサボっていた期間は「合算」と表示され、明細が分からなくなってしまうのです。

合算表示されてしまうマイナスの影響がどの程度あるのかは、人によって異なるのかもしれません。

個人事業主なら確定申告が必要なので、合算表示されてしまうのは大問題です。細かい入出金がわからないと、確定申告書が作成できませんからね。

でも、普通のサラリーマンで、細かい入出金に興味が無い人なら、全くたいした問題ではありませんよね。なかには、預金通帳なんてほとんど見ないという人だっているでしょう。

まあ、細かい入出金に興味が無い人でも、後から詳細が知りたいと思う事もあるかもしれませんけどね。例えば、何かの料金を振込みで支払った場合、通帳に記帳されていれば証明しやすかったりします。

ですからどんな人でも、原則として、真面目に記帳をした方が良いとは思います。

合算される条件

さて、どの程度の期間記帳をしないと合算されてしまうのでしょうか。ちょっと確認してみましょう。

といっても、合算される条件は銀行によって異なるようです。ここでも、みずほ銀行の例を見てみましょう。みずほ銀行のサイトによると、次のような条件で合算がされるようです。

1月・4月・7月・10月の各第2土曜日の前営業日時点(以下、「記帳基準日」といいます)で、通帳に記帳されていないお取引の件数が100件以上の場合に、おまとめの対象となります。

第2土曜日の前営業日という事は、祝日でもない限りはその前日の金曜日の時点に判断されるということになります。その時点で100件以上の未記帳データがあれば、合算されてしまうようです。

ちょっとわかり辛いのは、金曜日のどのタイミングで判断されるかという点です。金曜日中の取引データは、合算の判断材料に含まれるのでしょうか。この書き方だと、どちらとも取れますよね。まあ、常識的に考えると、そこまでは含みそうな気はしますけど。

ということで、それなりに銀行の取引が多い人は、3か月に1回は記帳をした方がよさそうです。そこまで取引が多くないという人なら、半年に1回くらいでも良いのかもしれません。

公共料金の引き落とし口座などになっていると、自動的に取引件数が増えていくので、特に注意が必要でしょう。100件の取引なんて、意外とあっというまです。

合算された期間の詳細は確認できるのか?

さて、一度合算されてしまったら、その期間の詳細は知ることが出来るのでしょうか。これに関しては、個別に問い合わせをすれば、答えてくれる場合が多いようですね。

例えば、みずほ銀行のサイトだと、次のように説明されています。

まとめて記帳されたお取引の明細確認をご希望のお客さまには取引明細証明書(無料)を発行させていただきますが、発行にはお時間がかかることもございます。

ということで、みずほ銀行の場合は、無料で取引明細を貰うことが出来るようです。ただ、お金がかかったりする銀行もあるようなので、注意は必要です。確か、シティバンク銀行だと、明細書の再送信は有料だったはずです。

こまめに記帳をしておくのが無難

再発行が可能なので、仮に記帳を忘れても、実は大きな問題は無いようです。多少時間はかかるようですが、全てのデータを得ることが出来ます。

とは言え、手続きが面倒なのも事実ですから、可能な限りこまめに記帳をした方がいいのは間違いないでしょう。少なくとも、取引明細証明書を得るためには、銀行が営業している時間に行かないといけませんし。

通帳記帳が可能な時間帯は?

ところで、通帳の記帳は何時から何時まで可能なのでしょうか。

以前は、銀行が営業している時間帯は、ATM を使っても記帳は出来ませんでした。最近は、改善されているのでしょうか。

実は、この点に関しては、かなり改善されているようです。みずほ銀行の場合、次のようになっています。

ATMで通帳記帳が可能な時間は以下のとおりです。

■普通預金、貯蓄預金、定期預金、積立預金
当行ATM稼動時間内
*ATM稼働時間は店舗ごとに異なります。

■外貨普通預金
当行ATMで月曜日~金曜日8時45分~18時00分

■当座預金(残高記帳)の場合
当行ATMで月曜日~金曜日8時45分~18時00分

ということで、普通預金の場合、ATM さえ動いていれば何時でも可能だという事です。時間が縛られないのは便利ですね。

ただ、通帳記帳に関しては、可能なATM とそうでないATM があるようです。通帳記帳をしたい場合は、記帳可能なATM の設置場所を事前に確認しておいたほうがよさそうではあります。支店にあるATM なら、大体大丈夫なのでしょうけどね。

これだけITが進歩したのに、何で合算なのでしょう?

個人的にちょっと分からないのが、ITの技術がこれだけ進歩したのに、なぜ合算処理が必要なのかという点です。技術的にたいして難しいことだとも思えないんですけどね。

確かに以前は、合算処理は必要だったでしょう。ハードディスクの容量や処理速度の問題から、全てのデータを持ちながら処理するのは難しかったはずです。

でも、CPU の処理速度が上がり、ハードディスクの性能がよくなったこのご時勢に、合算処理をする必要は無さそうに感じるのです。単純にシステムを変更することが面倒なのでしょうか。

あるいは、夜間バッチの処理を軽くするために、データを軽くしたいのかなあ。ちょっと理解し辛いところがあります。何にしても、銀行にはそろそろ対応してほしいものです。


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