これを書いている時点では、みずほ証券が個人向け国債の販売キャンペーンをしているそうです。どんなキャンペーンかというと、100万円以上の個人向け国債購入者に、キャッシュバックをするというものです。
しかも金額に応じて、キャッシュバックの額も違います。100万円なら3,000円のキャッシュバックがありますし、1,000万円なら5万円もキャッシュバックがあるといった感じです。
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このキャンペーンを上手に使うともっと効率的
このキャンペーン自体は、確かにお得なものです。でも、実は、もっと有利に運用する方法があることに気づきました。どうすれば良いかと言うと、1年で売ってしまうのです。
ちなみにこの方法は、半分以上ネタのつもりで書いています。そのつもりで読んでください。キャッシュバックの細かい規定までは入手していないので、もしかしたら実現不可能な方法かもしれません。
それに、この方法は良心がとがめる人もいるかもしれません。もちろん、完全にルールに則ったやり方で、悪いことではないのですけどね。
個人向け国債を1年で中途解約すると何が起きるのか
個人向け国債は普通の国債とは違い、発行から1年経過すると額面の金額で買い取ってくれます。100万円で個人向け国債に投資したら、1年経過後に100万円で買い戻してもらうことも可能ということですね。
ただ、中途解約にはちょっとしたペナルティがあります。過去1年分の金利がペナルティとして取られてしまうのです。
つまり、ちょうど1年で解約した場合は、出したお金がそのまま戻ってくる計算になります。その期間の利息がちょうどペナルティになるからです。
1年で解約した方が高利回り
ということは、みずほ証券を使った場合、個人向け国債を1年で解約すればキャンペーンの金額の分だけ儲かる計算になります。そしてこうした方が、利回りの面から考えて有利なのです。
みずほ証券が作っているチラシによると、第56回の固定5年の金利は課税後は年0.039%になるそうです。年0.039%ということは、100万円投資すると1年で390円の利息がもらえる計算です。
ということは、5年間持ち続けても1,950円しか利息がつきません。キャンペーンが上乗せされて、やっと4,950円になります。
一方、1年で解約した場合は、1年間で3,000円が手に入ることになるわけです。1年あたりの利回りで考えると、全然違うのが分かるでしょう。
1年で0.3%の商品なんていまどき存在しない
ちなみに、1年で解約した場合は、利回りに直すと年率で0.3%です。この3,000円に税金がかかるかどうかで、また少し話は違うのですけどね。まあ、大体この程度の利回りがあるわけです。
そして、現在の金利の水準からすると、1年間の投資で0.3%の利回りというのは元本保証の商品では驚異的です。
資産運用では運用期間が長いほど利回りが高くなります。ですから、10年間の投資なら、年0.3%という商品もあるかもしれません。
しかし、1年間の投資で年0.3%という固定利回りの商品は、現状では考えられないのです。あるいみ、すごい商品です。
しかも、このキャンペーンのシステムだと、投資した額が大きければ更に有利ということですよね。
口座開設の手間を考えるとばかばかしいと思いますけど
率直に言いますと、私個人としては、この程度の額のためにわざわざこんなことをする気にはなりません。口座開設の手間を考えると、面倒ですからね。
特に、買い付けの金額が100万円しかない場合はなおさらですよね。
上にも書きましたが固定5年の個人向け国債の税引き後の利息が0.039%です。ということは、そもそも個人向け国債なんて馬鹿馬鹿しくて買っていられないというのが一般的な感覚でしょう。
この程度の金利しかつかないのなら、銀行預金に入れたまま放置です。さもなくば、思い切ってリスク資産を買うかですね。
まあ、制度を上手に利用すると、こんなことも出来るよという話だとご理解ください。
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