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貯蓄が多いのは賢者なのか?| 損得勘定ができない愚者という言い方も可能です

ビザ・ワールドワイドが、1,000万円以上の貯蓄を持つ30代の男女に対して、「買い物や貯蓄意識に関する調査」という調査を行ったそうです。詳しい調査の内容は、ビザ・ワールドワイドのプレスリリースをご覧ください。次のサイトでチェックできます。

率直に言って、半分くらいはデビットカードのプロモーションという感じがするレポートでした。一応、調査結果の紹介という体裁はとっているんですけどね。

デビットカードを使っていると、貯蓄が多いということがいいたいようです。まあ、興味があったら読んでみてください。

賢者なのか?

貯蓄が多い人に対する調査の結果とは別に、個人的には、全然違う部分に引っかかりました。

この調査の中でビザ・ワールドワイドは、1,000万円以上の貯蓄を持つ人を「貯蓄賢者」と読んでいます。実はこの呼称に引っかかったのです。

貯蓄が多い人って賢者なのでしょうか?むしろ愚者ではないかと思ってしまいました。

なぜ愚者だと思ったかというと、この貯蓄が銀行預金やたんす貯金だった場合、1,000万円の預貯金があるというのはあまり賢い選択だとは思えないからです。プレスリリースを見ても「貯蓄」の定義が書かれていないので、「貯蓄」がどういう意味で使われているのか正確にはわかりませんけどね。

毎年資産を減らしていく選択

仮に「貯蓄」というのが、銀行の預金やたんす預金だとすると、1,000万円の預貯金は愚かな行為に思えます。なぜ愚かかというと、インフレで価値を減らしていく可能性が大きいからです。

最近のコアコアの消費者物価指数は、大体1%前後です。ということは、お金の価値は毎年1%ずつ減っていくということですよね。

されに対して、銀行預金の金利はほぼ0%です。ということは、銀行預金で1,000万円持っていると、1年に10万円損をするということになるのです。

どう考えたって、愚者の選択ですよね。

この手の話は、なかなか同意してくれる人が少ないのが実情です。インフレで価値が目減りするというのが、体感的にわかり辛いのかもしれません。

ただ、政府がマイルドなインフレを是としている以上、避けては通れない問題でしょう。一度ゆっくり考えてみることをお勧めします。

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