このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

貯蓄の計画に最低限必要な生命保険の基礎知識

貯蓄の事を考えるには、生命保険の知識が必要です。

将来の万が一の事故に備える場合、まず、どの程度の貯蓄があって、それで賄えるかどうかという検討をします。それで足りない場合は、保険で対処するといった計画を立てるわけですね。

このように保険は貯蓄を補完する役割を担ってるわけです。貯蓄で対処しきれない部分に関しては、保険を使うしかありませんよね。

貯蓄について考えるなら生命保険の基礎知識が必要

貯蓄について考える時には、同時に生命保険についても考えないといけません。

貯蓄をすることによって、生命保険の必要性が小さくなることもありますし、逆に貯蓄が無ければ、医療保険に入らないといけなかったりします。

また、生命保険を使って貯蓄が出来ますので、貯蓄商品としての生命保険も意識しないといけないでしょう。分かりやすいのが子供の教育資金をどうやって準備するかです。教育資金を準備するための金融商品の一つが学資保険という保険です。でも、学資保険を使うよりも、投信積立と定期保険の方が有利だと考える人もいるでしょう。

こういった判断をするために、生命保険の知識というのは必要なのです。このページでは、最低限必要だと思われる知識について、説明していきたいと思います。

とは言っても、どの知識が必要かというのは、かなり難しいんですよね。まあ、そのあたりは独断と偏見で選ばせていただきます。

そもそも、生命保険って何?

さて、生命保険って、わかっているようでなんだかよくわからない商品じゃないですか?

基本的には、保険料を払っておけば誰かが死んだときにお金をもらえる仕組みだというのはなんとなくわかります。でも、テレビの生命保険会社のCMなどでは「三大疾病のときどうのこうの」とか「10年間健康だったらどうのこうの」とか本来の生命保険ととはあまりなじみが無さそうな内容を強調しています。

「結局生命保険に入ると何をしてくれるの?」という疑問を持っても不思議ではないでしょう。まずは、そのあたりの疑問から解消していきましょう。

生命保険の本来の意味

そこで、まず、保険ならびに生命保険という言葉の本来の意味を調べてみましょう。

保険:
偶然的に発生する事柄(保険事故)によって生じる経済上の不安に対処するため、あらかじめ多数の者が金額を出捐(しゆつえん)し、そこから事故に遭遇した者に金銭を支払う制度。(大辞林)

生命保険:
人の死亡または定められた年齢まで生存したことを保険事故として、一定の金額を支払うことを約束する保険。(大辞林)

この定義からわかるように、保険というのは何かに事故に備えてお金を出し合い何かあったらお金をもらえる仕組みのことです。そして、生命保険とは死亡という事故や、ある一定の年齢まで生きた事によって生じる経済的不安に備える仕組みである事が分かります。

つまり、本来的な意味での生命保険には、病気のときに保険金をもらえたり、病気にならなかったらお金がもらえる仕組みは含まれないわけです。いわゆる医療保険は生命保険では無いわけです。少なくとも、本来の意味では。

ただ、生命保険会社では、医療保険も扱っています。ですから話がややこしくなるわけですね。

最低限覚えておきたい生命保険の種類

生命保険にはたくさんの種類がありますが、資産運用と関連して絶対に覚えておかないといけないのは次の4種類だけでしょう。

  • 定期保険
  • 終身保険
  • 養老保険
  • 個人年金保険

定期保険とは

一定期間内に被保険者が死亡した場合に保険金が支払われる生命保険です。

定期保険というのは、保険期間内に被保険者1 が亡くなった場合に保険金が支払われる保険です。いわゆる掛け捨ての保険ですね。

掛け捨ての保険なので何もなければ1円も返ってきません。その代わり、保険料に対して保険金が大きいのが特徴です。大きな保障が必要な時に利用されます。数千万円単位の保障が欲しければ、選択するのはこの定期保険となるでしょう。

子育て期間中などのお金が必要な期間に、稼ぎ頭である夫がなくなったとします。こんな時には、残された遺族には大きな経済的負担がかかりますね。そんな経済的負担に備える目的での利用が考えられます。

終身保険とは

一生涯にわたって保障される保険なので、終身保険といいます。

終身保険というのは、被保険者が亡くなればいつでも保険金が支払われる保険です。定期保険のように期間の定めがないので終身保険です。もちろん、契約を終了してしまえばダメですけどね。

終身保険の場合、途中で解約すると解約返戻金というお金が支払われます。解約返戻金というのは、生命保険契約者が中途で保険契約を解約した場合に保険会社から払い戻されるお金のことを言います。

ですから、終身保険では、保険料が完全に無駄になるという事は無いわけです。必ず何らかの形で、お金が戻ってきます。

この説明からわかるように、定期保険に比べて貯蓄性の高い保険です。貯蓄性が高いという事は、逆に言うと、保険料が定期保険に比べて格段に高いとも言えます。注意が必要です。保険金の額を高くすると、月々の保険料が非常に高くなります。

また、基本的に固定金利ですので、予定利率が低い時期に貯蓄商品としてもあまりおすすめできません。

養老保険とは

養老保険は、貯蓄目的の保険です。

養老保険というのは、貯蓄のための保険です。保険料を毎月積立て2 ていき、満期になると満期保険金がもらえます。また、満期までに被保険者が死亡した場合、満期保険金と同額の死亡保険金が支払われます。

実は、子供の教育資金を準備するために使われる学資保険(あるいは、こども保険)は、養老保険の一種です。学資保険の場合は親が被保険者になり、親が亡くなると教育資金が払われるという仕組みになっています。もちろん、事故が無ければ、満期保険金が支払われます。

養老保険は貯蓄型の保険なので、当然ですが、保険料に対して保険金は小さくなります。また、長期国債の金利などが影響するので、ほとんど増えないことも考えられます。

個人年金保険とは

個人年金保険というのは、老後のための年金です。名前の通りです。若いうちに保険料を払っておくと、将来年金がもらえます。

これのどこが生命保険か分からないという人もいるかもしれません。でも、立派な生命保険の一種です。

その証拠に、上に挙げた生命保険の定義に「人の死亡または定められた年齢まで生存したことを保険事故とし」とあります。つまり、一定年齢まで生きるのは、生命保険上の事故なのです。

また、個人年金保険の保険料は、保険数理という保険の数学に基づいて計算されています。その意味でも保険の考え方は使われているわけです。

特徴を比べて契約しましょう

ここまで挙げた死亡保険を比較してみると、養老保険・終身保険・定期保険の順で貯蓄性が高くなります。

生命保険を貯蓄商品と考えたときには、予定利率が高いか低いかで判断するのが良いでしょう。現在のように予定利率の低い時期に、養老保険のような貯蓄性の高い保険に入るのは賢い選択とはいえません。掛け捨て型の定期保険に入った上で、別の方法での貯蓄・運用を考えた方が良いでしょう。

ちなみに、金利が低い時期は株価が上がると考えられています。リスクを取れる人なら貯蓄性の高い保険を選ぶべきではなく、株式に投資する投資信託を選ぶべきです。

逆に、既に現在養老保険や終身保険に入っている人は、予定利率によって対応を変えるのが合理的でしょう。予定利率が高いようであれば現在の保険を継続するという選択肢もアリです。

予定利率が低いようであれば、定期保険に乗り換えましょう。その上で、保険料の差額で他の金融商品を購入するような変更をすると良いでしょう。

生命保険会社が取り扱っている死亡保険以外の保険

これで、生命保険会社のCMでよく耳にする「三大疾病のときどうのこうの」とか「10年間健康だったらどうのこうの」というのはがなにか分かるでしょう。実は、これらの保障は、医療保険、あるいは医療保障特約について説明しています。

医療保険というのは、誰かが入院した時に、保険金が支払われる仕組みを持つ保険です。上の定義からわかるように、医療保険は生命保険ではありません。

生命保険会社が生命保険ではない保険も売っているから、私たちの側も混乱するわけですね。

ちなみに、死亡や長生き以外に備える保険としては次のような保険があります。


  • 手術や入院などに備える医療保険
  • 三大疾病などにかっかったときなど、生きているうちに支払われる生前給付保険
  • 介護が必要な体になったときに備える介護保険
  • ガンに備えるガン保険

厳密に言うとこれらの保険は生命保険ではないんですね。3

これで十分ではないが

生命保険に関して、このくらいの知識で十分だとは思いません。ただ、とりあえず割いていこの程度は覚えておいてください。

例えば定期保険や終身保険について全く分からないと、万が一夫が死亡した時のためにどんな準備をすればいいか分かりませんよね。また、子供の教育資金は投資信託の積立が良いのか学資保険が良いのかも判断できないでしょう。

ということで、とりあえず保険を勉強するとっかかりになれば幸いです。


  1. その人の生死で保険金の支払いが判断される人 []
  2. 最初に保険料を全額払ってしまう一時払いというタイプも存在します []
  3. ちなみに、子供の教育資金つくりに備える学資保険(あるいはこども保険)も、いわゆる生命保険ではないように見えるでしょう。しかし、実は、学資保険も死亡に備えています。一見死亡に備えているようには見えませんが、実はあれは死亡に備える保険なのです。親が死亡すると子供に保険金が支払われるという養老保険の一種なのです。 []

貯蓄用の口座には住信SBIネット銀行がおすすめ

貯蓄を始めるには、専用口座を持つのが一番です。しかも、自動的に積立てることが出来るようにしておくと、成功の確率が高まります。

貯蓄のための機能が充実したのが、住信SBIネット銀行です。貯蓄目的別のミニ口座を持てるほか、他行から定期的に引き落とすして積立てることも出来ます。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。