他の人がどのくらい貯金があるのかというのは、意外と興味を持つ人が多いのではないでしょうか。もちろん知ったところでどうなるものでもありませけどね。これに関する面白い統計があったので、ご紹介しようと思います。
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世の中のそこそこ所得がある世帯ではどのくらい貯蓄をしている?
世間の人たちはどの程度お金をためているのでしょうか?
「なぜお金を貯めるのか?」というページで、お金を貯めること自体を目的にしてお金を貯めるのは、あまり意味が無い行為だと書きました。目的もなく1,000万円貯めるというような事は、あまりお勧めができないわけです。
何か具体的な使用目的をもって、目標金額を決めた上で、お金は貯めるべきでしょう。その意味では、知人や友人がいくら貯金を持っていようが、全く関係が無いわけです。
その考えは、実際その通りだと思っています。ただ、そうは言っても、ほかの人の貯蓄状況が気になるのもまた事実です。会社の同期がいくら貯金をしているのかとか、子供の友人の家庭にどの程度の預金があるのかとか、意外と気にしている人も多いでしょう。
そんな気になる、ほかの人の貯蓄事情に関する調査結果を発見しました。まずは、次のページをごらんください。(過去に書いたもののリライトなので、データがちょっと古いです。参考になるとは思いますけど。)
年代別の貯蓄額かわわかること
この調査のポイントは、世帯年収500万円以上という点です。つまり、一定以上の稼ぎがある人を対象にした調査で、貧困層は除外されているということですね。
年収500万円以下の世帯も入れて調査したら、もっと悲惨な結果になっているということを押さえておいてください。
ちなみに、平成15年のデータでは、世帯年収が500万円未満の世帯が全体の45.1%存在します。つまり今回話題にしている調査は大雑把に言うと、半分より上の層の人たちの調査ということです。
(参考:年収の分布状況 PDFファイルです)
さて、39歳以下の層を見てすぐわかることは、全体の4割以上が貯蓄額500万円以下であることがわかります。この場合の貯蓄には、保険や株などの金融資産も含みます。
それなりに所得がある人でも、お金を貯めることができていないということなのでしょうか?
まあ、この層には20代の人もふくまれていますからね。その意味では、貯蓄が少ない人が一定割合いるのは当然なのかもしれません。
次に40代をみると、これまた4割以上の人が貯蓄額500万円以下です。多くの人が30代のうちにお金を貯めることができなかったということでしょう。また、この世代は、住宅ローンとか子育てとかでお金を貯めることが難しいのかもしれませんね。
こうしてみると、年齢が上がれば貯蓄が増えるという単純な関係にはなっていないようです。何となくお金が貯まりそうなイメージのある30代40代には意外とお金が貯まらないようです。
年間の支出が多いものからわかること
世帯の貯蓄額と年間支出の関係を表す「年間の支出が多いものからわかること」という表も興味深いです。
貯蓄と生活費の関係
まず、貯蓄額2,500万円以上の世帯では、生活費よりも国内旅行に掛けるお金の方が多くなっています。生活費より旅行の方が支出として大きいのですね。ちょっと信じられませんね。
まあ、貯蓄額から察するに、この層は所得もかなりありかなりのお金を旅行に使えるのでしょう。でも、ちょっと統計としての信ぴょう性を疑いたくなるのも事実ですけど。
貯蓄と住宅ローンの返済
もう一つ興味深いのがローン返済です。
貯蓄はしていない、あるいは貯蓄が500万円以下の世帯ではローン返済は生活費・食費に続き2位には行っています。それが貯蓄額500万円から1,000万円の世帯では3位になり、1,000万円以上の貯蓄がある世帯ではランキングに入っていないのです。
この結果には二つの可能性がありそうです。
一つ目は住宅ローンが無いから貯蓄がしやすかったという点です。貯蓄額が低い世帯は住宅を購入済みの人が多く、不動産資産も含めれば違った結果になる可能性がありそうです。
もう一つは、お金を貯めている人の中には高額所得者が多く、その人にとって住宅ローンはたいした金額ではないという可能性です。実際、そういう人もある程度はいそうですね。
まとめ
一番最初に書きましたが、この調査は世帯年収500万円以上の人たちの調査です。大雑把に言って半分より上の人たちです。その中で調べても、世帯によってかなりの差があることがわかります。
低所得者の人たちも入れて調査をしたら、所得が高い人と低い人の間には、とんでもないギャップがありそうな気がしますね。
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