FP技能検定は人気の資格ですが、その受験者数は増加傾向にあるのでしょうか。減少傾向にあるのでしょうか。
人気資格だけに、受験者数が減っているとなると、ちょっと考えてしまう部分はありますよね。どうなっているのか、ちょっとチェックしてみましょう。
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受験生は緩やかに増加している
FP2級の受験者数は、増えているのでしょうか。それとも減っているのでしょうか。
こういうのはグラフにするのが一番手っ取り早いですね。と言うことで2013年9月試験から2018年5月試験までの受験者数をグラフにしてみました。これが上の図です。
ご存知の方が多いと思いますが、FP2級は年3回受験することができます。そして、どうやら受験生の都合で、受験しやすい回や受験し辛い回と言うのがあるようです。ですから1年周期で受験者数に増減があるようです。
ということで、全体的な傾向はやや読みづらいのですが、ここ5年の全体的な傾向としては増加傾向にあるように見えます。横ばいに近いですが、ちょっと増えているという感じですよね。
日本FP協会は増加傾向、金融財政事情研究会は減少傾向
FP技能検定の特徴は、金融財政事情研究会と日本FP協会という、2つの試験実施機関がある事です。
試験自体は、それぞれが受験者を募集して、それぞれが試験を実施し、それぞれが合格者を発表しています。でも、得られるのは、FP技能士の資格なのです。変な仕組みですね。
もちろん、完全に独立しているわけでもありません。共通している部分もあります。その共通している部分の一つが学科試験です。
学科試験はどちらも同じ試験問題を使っているのです。合格基準も同じです。
ということは、共通の試験である学科試験の受験者数を見ていけば、金融財政事情研究会と日本FP協会の勢力図が分かることになります。ですから、上のグラフを金融財政事情研究会と日本FP協会に分けた形のグラフにしてみました。
このグラフを見ると分かるように、日本FP協会は受験者数を増やしています。その一方で、金融財政事情研究会は横ばいか、やや減少しているように見えますね。
受験者数全体の比率という形でグラフにしてみる
ということは、全受験者数の中で日本FP協会が占める割合は増えているはずです。それが分かるように、各試験回の受験者をパーセントで表す図にしてみました。
この図は、非常に分かりやすいですね。
2013年には、日本FP協会の受験者は2割ちょっとしかいませんでした。それが、2018年には3割を超える水準になっています。確実に増えているのが良く分かります。
資格の人気自体は安定している
このように、金融財政事情研究会と日本FP協会で、縄張り争いはあるようです。しかし、上にも書きましたが、全体としての受験者数は増加傾向にあります。
とりあえず、受験生としては、FP技能検定は安定して人気資格であると考えて良いでしょう。そういう意味では、目指しやすい資格であると言ってもいいはずです。
日本FP協会が多いのは何ででしょう
それにしても、日本FP協会の受験者数が増えているのはなぜなのでしょうか。正直に言って、ちょっと理由が分かりません。
日本FP協会の方が合格率が高いので、それを見て日本FP協会の方を選んでいるのかもしれません。でも、冷静に考えると、単に優秀な受験生の割合が多いだけで、問題が易しいわけではないんですよね。
本当に不思議です。
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