外国債券は金利が高く、魅力的に見えます。例えば、これを書いている時点では、SBI証券が扱う外貨建て外国債券は年7%前後の金利がついていました。
でも、これらの債券は本当に有利なのでしょうか。本当に有利なら、金融機関など(機関投資家)が先に買ってしまい、私達が買うのは難しそうですよね。

外国債券は金利が高く、魅力的に見えます。例えば、これを書いている時点では、SBI証券が扱う外貨建て外国債券は年7%前後の金利がついていました。
でも、これらの債券は本当に有利なのでしょうか。本当に有利なら、金融機関など(機関投資家)が先に買ってしまい、私達が買うのは難しそうですよね。
銀行で資産運用をしている人の中には、銀行の外貨預金を使っている人もいるでしょう。
ただ、銀行の外貨預金よりも確実に有利な金融商品が存在します。それが、外貨建てのMMF です。
また、外貨建てMMF では、積立も可能です。外貨預金は積立に対応していないので、その意味でも便利と言えるでしょう。
外貨建てMMF を積立るには、ネット証券に口座を持っている必要があります。興味を持った人は、口座を作ってみてはいかがでしょうか。
資産運用に興味を持っている人の中には、銀行の外貨預金を使ってお金を貯めている人もいるはずです。一時期ほどの利用者はいないようですが、根強い人気がある金融消費員です。
外国の通貨だと、現在の日本円よりも高い金利がつくことが多いです。ですから、外貨預金という選択をする人がいるのは理解できます。
まあ、実際に有利かと言われると、ちょっと首をひねらないといけないのですけどね。少なくとも金利が高い分、有利そうな感じはあります。
ただ世の中には、外貨預金と類似の金融商品で、更に有利な金融商品が存在します。それが外貨建てMMF です。
外貨建てMMF のMMF というのは、”Money Management Fund” の略です。
実は、日本円建てのMMF も存在するのですが、厳密に言うと日本円建てのMMF とは異なる商品です。(日本円建てのMMF はマネー・マーケット・ファンドの略なのです。)
外貨建てMMF は、短期国債などの安全な債券で運用する投資信託の一種です。その意味で、安全性が非常に高い金融商品と言えます。
また、いつでも解約できます。つまり、安全でいつでも解約できると言う意味で、銀行の普通預金と似ているわけです。
ただ、銀行預金とは異なり、元本保証が有るわけではありません。運用が失敗すると、元本割れをしないという保証はありません。
もっとも、過去の歴史を見る限り、運用している通貨ベースでの元本割れのリスクは、かなり小さいと考えていいでしょう。
元本割れリスクが小さいにもかかわらず、外貨建てMMF の金利は外貨預金よりかなり高い事が多いです。つまり、外貨建てMMF は外貨普通預金より、かなり有利な金融商品と考えられます。
場合によっては、外貨定期預金よりも金利が高いことすらあります。
とは言え、これは、運用する通貨基準で考えた場合です。例えば、米ドル建てのMMF だと、10万ドルで買ったMMF が、9万9999ドルに下がる可能性はあまり大きくありません。
ただ、日本円で考えた場合は話が違います。なぜかというと、為替の変動があるからです。
1000万円で買った米ドル建てのMMF が900万円まで下がる可能性は十分にあります。為替変動を考えてみると分かりますが、米ドル建てでも、数パーセント程度の下落なら全く珍しいことではありません。
米ドル以外だと、更に大きく為替レートが変動する可能性もあります。高金利だと思って買ったら、為替変動で赤字だったということも高い確率で起こりうるわけです。
これなら株式を買っても大差ないとまではいいません。でも、例えば、預金の一部を株式で運用するのと大差ないリスクだと言えるでしょう。
1,000万円を全額外貨預金で運用するのより、800万円を日本円建て銀行預金で置いておいて、200万円を外国株式で運用する方がリスクが小さいこともありうるわけです。どちらがリスク大きいとは簡単に言えないわけですね。
そして、外貨預金と株式のどちらが儲かるかと言うと、確率的には株式の方が儲かります。為替リスクを取る割には儲からないという意味では、外貨建てMMF は微妙な商品と言えなくもありません。
有利不利の細かい議論はここでは置いておくとして、一部のネット証券では外貨建てMMF に関して便利なサービスがあります。積立が可能なのです。
金利で外貨預金よりは有利な上に、積立ができるとなれば、外貨預金よりも使える金融商品と言えるでしょう。
また、積立可能な通貨が多いのも、多くの銀行がやってる外貨預金より有利な点です。米ドルはもちろんですが、それ以外の通貨もかなり扱っているわけです。
例えば、SBI証券の場合、次のような通貨の外貨建てMMF があり、いずれも積立が可能です。
ちなみに、これを書いている時点では、トルコリラの金利は年21.770%でした。見た目の金利だけを見ると、日本で株式投資などをやるよりもよっぽど儲かる計算です。
あ、もちろん、こんな単純にはいきません。金利が高いというのはインフレが酷いということですからね。結果的に通貨安になり、大きく損をする可能性も大きいのです。
これは、冷静に考えてみればわかることです。高金利の通貨が有利なら、世界中の投資家がその国の通貨建ての金融商品を買うはずですよね。自国で運用するよりも有利ですから、そうしないのは変なのです。
でも、実際にはそうしていません。その理由は簡単で、一見有利そうでも、実際には特別有利とは言えないからです。
むしろ、リターンのわりにリスクが大きいと考えられますから、敬遠されているとさえ言えます。
もちろん、投資するタイミング次第では、儲かる可能性が無いわけではありません。ですから、トルコリラのような高金利の通貨の外貨建てMMF を買ってはいけないとは言いませんけどね。
でも、理論上はリスクのわりにリターンが小さいということです。
ちなみに、外貨建てMMF を利用するなら、SBI証券がおすすめです。上に挙げたように、取り扱っている通貨の数が多いですし、証券会社としての顧客満足度も高いからです。
また、積立に対応しているのも便利な点です。証券会社の口座は、持っていると何かと便利です。まだ持っていない人は作ってみてはいかがでしょうか。
低金利(含むゼロ金利)のときにも、固定金利の金融商品を買う人はいるようです。例えば、定期預金や国債(一部除く)などが該当するでしょうか。
しかし固定金利の金融商品は低金利のときには賢い選択とは言えません。なぜなら、環境が変化したときに対応出来ないからです。
それでは、元本保証の金融商品では、どんなものを買うのが良いのでしょうか。いくつか検討してみましょう。
当サイトでは、第三者配信事業者によるサービスを使用して広告を表示しています。これらの第三者配信事業者は、
ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示する目的で、当サイトや他のサイトへのアクセスに関する
情報を使用することがあります。この情報には氏名、住所、メールアドレス、電話番号は含まれません。このプロセスの
詳細や、第三者配信事業者にこれらの情報が使用されないようにする方法については、ここをクリックしてください。