お笑い芸人のだいたひかるが、自身の乳がんの放射線治療の費用を公開したようです。あくまで一例ですが、医療保険やがん保険の必要性を考える参考にはなりそうです。
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年間の医療費を公表していました
お笑い芸人のだいたひかるが興味深いブログを書いたようです。
彼女は乳がんで右胸を全摘出しています。そのだいたひかるが、1年間で放射線治療にかかった費用を公表したのです。
この金額が、医療保険やがん保険選びの参考になりそうです。
具体的には、医療保険やがん保険の保険金の決定につけそうですね。あるいは、そもそも医療保険やがん保険に入るかどうかの決定にも使えそうですね。
まあ、あくまで、一例として参考になるという話ですけど。
1年で約26万円かかった
デイリースポーツの記事を引用してみましょう。
「当てる量や回数などによって金額は異なると思いますが…。私の場合は高額医療を先に提出して、引かれた値段で、計算してみました」と自身の場合は放射線治療25回分で「257420円」だったと公表した。1
これは2020年の1年間でかかった金額ですね。
高額医療というのは、おそらく高額療養費のことでしょう。高額療養費というのは、医療費の個人負担の上限のことですね。
高額療養費とは
健康保険や国民健康保険と言うと、本人の3割負担が有名でしょう。しかし、それだけではなく、1か月の医療費が大きすぎる場合は個人負担に上限があるのです。
その仕組を使った結果、1年の本人負担は約26万円だったということですね。
具体的に、高額療養費による医療費の上限は、その人の収入によって違います。例えば、標準報酬月額(≒月給)が28万円から50万円の健康保険加入の会社員の場合、自己負担限度額は次の式で決まります。
80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
大雑把なイメージとしては、50万円までの月給なら月の医療費は9万円は超えないと認識しておくと良いでしょう。これなら、仮に入院があったとしても、年間の医療費の上限は抑えられることになります。
ある程度の預貯金があれば対処可能
さて、この金額を見てどう思うでしょうか。それほど大きい金額ではないという感想を持った人も多いのではないでしょうか。
もちろん、個人にとっての負担としては大きいものですけどね。準備をしておけば、個人でも十分に対処可能な金額です。
この金額が数年続くとして、まあ、総額でも100万円程度という感じでしょうか。
保険は預貯金で対処できない場合に入るもの
率直に言って、この程度の金額であれば、保険は必要ないという人も多いでしょう。この程度の金額だと、貯金で何とか対応できるというケースが多いですからね。
保険というのは、基本的に高コストです。確率的に考えると、支払った保険料よりも受け取る保険金の方が小さくなるわけですね。
それでも保険に入るのは、大きな出費があったときに金銭的な負担に耐えるためです。例えば自動車事故だと、1億円を超える損害賠償が発生するケースがあります。
流石にそんなに大きなお金は用意できません。となると、自動車保険で対応するしかありません。
医療費は保険で準備する必要性が小さい
しかし、医療費に関しては、そこまでの大きな支出はないということですね。その理由は、健康保険や国民健康保険などの公的な医療保険が優れているからです。
実際に医療保険やがん保険を利用するかどうかは個々人の判断でしょうけどね。保険を利用しないという判断をすることも十分可能でしょう。
本人の懐具合次第だが
あまりご存知の無い方が多いのですが、日本の公的な医療保険(健康保険や国民健康保険)のしくみは、大変優れています。高額療養費などの制度があり、個人の負担が大きくなりすぎないようになっているのです。
その上で民間の医療保険やがん保険が必要かは、慎重に検討する必要があるでしょう。そのお金を別のところで使ったほうが、有意義な可能性も大きいのです。
まあ、このあたりは、個人の懐具合と相談しながらということになりそうですけどね。懐具合と言うよりは、預貯金というべきかな。
ある程度蓄えがアレば、医療費はその中で対処が可能です。ただ、蓄えがない人の場合は、保険で準備をしないといけません。
繰り返しますが、貯金がない人は保険に入ったほうが良いのです。逆に、貯金があれば、保険の必要性は小さい。
一般的なイメージと逆かもしれませんが、コレが保険の基本です。
- だいたひかる、放射線治療25回でかかった金額公表「量や回数で異なると思うが…」 2020/1/14(火) 16:43配信デイリースポーツ [↩]
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