毎日新聞によると、メガバンク3行が定期預金の預金金利を引き下げることを決めたのだそうです。例えば毎日新聞によると、「三菱東京UFJ銀の場合、0.015~0.06ポイント引き下げ」なのだとか。1
- <マイナス金利>3大銀、定期預金金利下げ…発表1週間
毎日新聞 2016年2月5日 [↩]
定期預金というのは、預け入れ期間をあらかじめ定めた預金の事です。原則としてその期間中は、引き出しは行えません。あくまで建前ですけど。
実際はどうなっているかというと、日本の銀行の場合は簡単に引き出すことが出来ます。ただ、期間内に引き出すと、金利が安くなるというペナルティはあります。定期預金の金利が高い時期には注意した方が良いかもしれません。
ちなみに海外では、日本とは全く状況が異なります。預け入れ期間には絶対に引き出せないという厳しいルールの銀行も少なくありません。
預け入れ期間中は引き出せないという縛りを掛ける代わりに、普通預金よりも金利が良いのが定期預金の特徴です。というこては、第二次安倍内閣以降の時期のように国債の金利が低い時期は、定期預金というものは価値が亡くなってしまいます。
なぜかというと、長期国債の金利がゼロの時期に、定期預金に高い金利をつけるわけにはいかないからです。定期預金の金利もゼロに近くしないといけません。
さすがに普通預金よりは少し高くしますが、もらえる金利はゼロのようなものなのです。そういうことなら、わざわざ定期預金にしないで、普通預金のまま置いておけばいいわけです。
ちなみに、金利が低い時期には株式が有利とされています。これは、論理的に考えたら当たり前の話でしょう。
金利を引き下げる最大の理由は、景気をよくするためです。景気が良いというのはどういうことかというと、企業活動が活発な事ですよね。という事は、金利が下がれば企業活動が活発になるわけです。
企業活動が活発になれば、当然株価は上がります。ですから、金利が低い時期は株が上がりやすいのです。
本当はもっとちゃんとした説明もあるんですけどね。とりあえずのイメージとしては分かっていただけるのではないでしょうか。
上で、金利が低い時期には定期預金は存在価値が無いと書きました。しかし最近は、金利が高い時期でも定期預金の存在価値は小さいようです。
なぜそんな事が言えるかというと、個人向け国債という有利な商品が出来たおかげで、定期預金にするなら個人向け国債を買った方が良いケースが多くなったのです。定期預金にする価値があるのは、預け入れ期間が2年未満くらいのケースだけでしょうね。
つまり、定期預金というのは、金利が低い時期にも高い時期にも必要がない商品なのです。かなり可哀そうな存在ですね。
もっとも、国民全てが個人向け国債を買える程、個人向け国債が発行されているわけではありません。実際には、金利が高い時期には、定期預金の需要はそれなりにあるはずです。
金利が低い時期には、本当に要らない子ですけどね。
銀行の定期預金と言うのは、誰でもしっている金融商品の一つでしょう。1年とか2年といった感じで預け入れの期間を決める預金です。
基本的には、決めた期間より前に引き出すことはできません。解約した場合は、多少のペナルティがあります。
前のページで見たように、変動金利定期預金という金融商品があります。名前からわかるように市場金利の変動に合わせて、預金金利が変わる定期預金ですね。
この商品を使うのにはどんなメリットがあるのでしょうか。あるいは、デメリットはあるのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。
変動金利定期預金を調べていて、面白いことに気づきました。どんなことかというと、変動金利定期預金の方が同じ期間の普通の固定金利型の定期預金よりも金利が高いのです。
みずほ銀行では、変動金利定期預金は3年ものしかありません。300万円未満の場合、その金利は年率で0.035%でした。
定期預金というと、金利が固定されたものを想像する人が多いでしょう。しかし、変動金利型の定期預金も存在します。「変動金利定期預金」といいます。
このページでは、みずほ銀行の変動金利定期預金を例に、特徴を簡単に見てみましょう。
期日指定定期預金という定期預金をご存知でしょうか。メガバンクをはじめ、地方銀行や信用金庫などでも取り扱いがある定期預金です。
この預金のちょっと変わっているのは、1年間の据え置き期間が過ぎれば、ペナルティなしで換金できるという点です。普通の定期預金は満期前に解約すると、金利が引き下げられてしまいます。期日指定定期預金の場合は、それが無いわけですね。
急な出費があり、生活費が足りなくなる。誰しもこんな経験をもっているでしょう。こんなとき、あなたならどうしますか。
何にも金融資産を持っていない状態なら、選択肢は無いですよね。消費者金融とか銀行のカードローン、クレジットカードなどを使ってキャッシングをするしかありません。親に借りるなんていう手もありますけど。
定期預金という商品はどんな商品かというと、「一定期間お金を引き出しにくい状態にする代わりに、普通預金よりも良い金利がつく」という商品だと言えるでしょう。お金を使いにくくしているのですから、普通預金などのいつでも現金化できる商品よりは、金利がつかないといけないのです。そうでなければ存在意味がありません。専門用語を使うと、流動性が低いかわりに利率が高い商品ということですね。
ちょっと次のような状況を考えてみてください。
Aさんは急にお金が必要になりました。1週間以内に30万円用意したいと考えているとします。
ちなみに、Aさんの持っている資産は次のようなものです。
こんな状況にあるAさんは、どんな風にして30万円を用意することが出来るでしょうか。
「まずは100万円貯めよう!」のページで書いたように、100万円を貯蓄し銀行口座などの現金化しやすいところに置いておくことが重要です。もちろん100万円の貯蓄に限らず、銀行を使う人なら預金金利は気になるところでしょう。
そこで、金利の高い定期預金について調べてみました。
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