そもそも「リスク」って何?
投資の世界では一般的なものとは違った使い方で言葉が使われる事があります。
「リスク」という単語もその一つです。
一般的には「リスク」という言葉は危険とか危険度という意味で使われます。
でも、投資の世界では「リスク」というのは「収益の不確実」という意味で使われます。
実はこの「リスク」という単語の使われ方の違いがもとで、誤解をまねく事がよくあります。
具体的に考えてみましょう
具体例を基に考えてみましょう。
一株100円のA株と一株100円のB株を一株ずつ買って、5年間保有する事にします。
A株は値動きが激しい株です。
5年間保有した場合株価が150円〜250円になる事が予想されているとしましょう。
将来の株価に100円も差があるのですから将来の収益は不確実です。
しかし、5年保有で最低でも50%の利益が得られるわけですから、そんなに悪い投資ではありません。
一方B株は株価が安定します。
5年間保有すると95円から115円になることが予想されているとします。
5年後の株価の幅が20円しかないわけですから、将来の予想という意味ではA株よりずっと確度が高いわけです。
しかし、下手をすると投資した100円よりも株価が下がってしまうかもしれません。
あなただったらA・Bのどちらに投資しますか?
普通に考えたらAですよね。
それでは、より「リスク」が高いのはどちらでしょう?
先ほども言いましたが「リスク」とは不確実性のことです。
つまり不確実性が高い、将来の予想価格に100円も幅があるB株の方がリスクが高いことになってしまします。
コレはちょっと変な感じがしないですか?
一般的な感覚では100円で購入すると150〜250円になるA株の方が、95円から115円にしかならないB株よりもずっとリスクは小さいような感覚があります。
でも投資の世界でのリスクという言葉の使われ方では、予想の幅の大きいA株の方がリスクが大きいわけです。
誰かが「リスク」といっていたら気をつけて聞きましょう!
テレビのニュース番組のなかでキャスターの方と投資の専門家が話している場面などで、お互い同じ「リスク」という言葉を使って全然違う事を話しているというようなシーンを見ることがあります。
情報を受け取る私たちは、発言している人がどちらの意味で「リスク」という単語を使っているのか見極める必要があります。
気をつけないと全く意味が違ってしまいます。
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